2007年10月29日(月)

シルバー・ローズ・クロニクル

24日に観た後、仕事関係で、ややへヴィーな事が続き、気がつけば千穐楽であった。

24日は、さすがに水曜日なだけあってジェンヌDAYでしたね。まあ、それはいいとして。ただ、つまらなくはないけれど、とびきり面白いとは思わなかった。粗筋読んだ時点で、「『薔薇の封印』ぢゃん」と思ったし、実際そうだし。二幕のアナベル奪還作戦は、擬闘含めていくら何でも安易すぎ、簡単すぎたのが、物足りなかった。このあたりも、小池作品ぽいぞ。ううむ。全体を通した時のトーンを、結局どうしたかったのかもよくわからなかった。結構ちゃんぽんよ。

やはり二回目ともなると、千穐楽と云う雰囲気も手伝って、感じ方が全然違う。結構楽しめた。でもやっぱり楽しい作品ではないとは思うけれど。凰稀クリストファーと大月アナベルの兄妹もしっくりきたし。

ダメだったところ

  • アナベルの初期イメージが多分、シナちゃんだろう。(アイタタタ) 失礼だと云うことを承知で続けると、衣装も鬘もキャラ設定も、お世辞にも大月嬢に合ってるとは言い難い。
  • 愛原嬢のヴァーニジアが、めちゃめちゃ役不足。「えいっ」とか云って手刀加えている場合ではない。(や、あれはそんなふうに書いた小柳さんが、)
  • 森咲嬢だって、もっと描きようによってはおいしくなれる役だと思うんだけどな。と云うか、娘役はみんな役不足。

ここは良かった、と云う点

  • 音楽は、ゴシックホラー風あり、宝塚風ではあるもののやや耽美系あり、宝塚風ロックありで、主題歌含めて、あたし好みではあった。
  • 愛輝さんと香綾さんのブライアンの手下(ボディーガード兼秘書っぽいが)コンビが見て楽しい。ああ思い出すなあ、安城、沢音を。
  • 公園での花夏嬢(たぶん)と香綾さん(たぶん)のカップル小芝居が見て楽しい。

これだけ、ということはないが、今日はもう時間切れなので、ここまで。えらく尻切れトンボだ。(つづく)(たぶん)

あ、そうだ。科学者をね、ああいう色物扱いするの、もうやめませんか。クールでカッコイイ科学者が、あたしは観たいぞ。

本日の昼食

観劇後にバニララテ(Iced)