2007年02月24日(土)

今日は風が強くて、そのうえ寒かった。花粉も飛んでいたみたいだし。朝だけ目が痒かったのは、ゴミが入っただけ。(だと思う)

2月総括

今月は、当たり月。特に、糸操りの「平太郎化物退治」、ク・ナウカの「奥州安達原」、2月文楽の「奥州安達原」と、昔話が、殊のほか面白かった。

あひるなんちゃらは初めて観たのだけど「UFO cm」は、ナンセンスで浮いた感じが笑いを誘う。

雪組中日公演は、ショーのシナちゃんに釘付けで(ラギの源さんを観に行ったのでは)、花組「黒蜥蜴」は、一花ちゃんの小林少年にやられた。「黒蜥蜴」に関しては、別途改めるとして。(本当か)

いや、でも本当に「奥州安達原」があんなに面白い話とは思わなかった。めくるめく展開。「ひとつ家の段」を観てしまうと、3段の悲劇って、結局無駄死にぢゃないか?(義家のイケず)、と思わずにいられなくなるけど。(先に4段を観たから特に)  

「黒蜥蜴」メモ

録画してあったTakarazukaNewsの稽古場の様子をチラ見したけど、あやね嬢稽古の時から背中に蜥蜴背負ってたのか。しかし、舞台レポートでは蜥蜴の入れ墨の秘密をしゃべってしまったのね。あたしはあれはてっきり、毎日描いているのかと思っていたぞ。

で、「黒トカゲ」。楽しめるよ。壮氏の波越警部もそうだし、ベニヤの車がなにげに左ハンドルと云うのも驚きだし。

「黒蜥蜴」は、時代を下らせる必要があるのか、と云うと、どうだろう。あのどびっくり展開(春野明智が「甦った情熱」を歌った時点で予想したとおりだったけど)のためには、関東大震災ぢゃ弱いわけで。でも、ねえ。なんて云うか、乱歩の世界って、戦後ぢゃしっくりこなくて。ひとえに私の脳内イメージもあるのだけど、戦前の、庶民が平和(と云うとちょっと違うけど)に浮かれる一方で確実に忍び寄っている戦争の影、不安と云った渾沌とした空気とかが感じられて初めて、明智小五郎なのだよ。

あやね嬢の黒トカゲは、なかなか年齢不詳。(ただし、ずいぶん年若い) 知恵を巡らせて用意周到な一方で直情径行でもあり、明智と対峙した時は強がっている様子も窺え、だからふと本音を漏らした時にすごく脆くて。そこが桜乃彩音の黒トカゲ、って感じでよかった。(木村先生の狙いに嵌まっているあたりが、悔しいんだよな) 背中の入れ墨のトカゲを見せるけど、ドレスの背中が大きく開いている割には、トカゲがかわいらしいのが、ちょっと拍子抜け。

あと、小林少年が、かわいい。明智先生に「先に寝てなさい」と言われて拗ねた口調になるのが、特にツボ。葉子に「僕が信用してない」みたいに言い放つところのちょっと大人ぶってる感じも。小林少年、べた褒めやないの。(で、すごく中途半端に出番がなくなるのが、不満)

本日の昼食

食べてない