家に還る途中、上り坂に差し掛かったところ。さっきまで観ていた児雷也と、この間観た雪組・銀の狼と、まだ観ぬ花組・パレルモとを頭の中で反芻させていたら、カサッと音がした。ふっと資材置き場の方を見たら狸が居て、暫く見詰め合ってしまった。前回はかれこれ6〜10年前。あの時は親子連れが目の前を横切っていったが。
そんな児雷也は、あまりにオモシロかったので、もしかしたら別途観劇メモを控えるかもしれないし、書かないかもしれない。けれど、二幕第一場の、八鎌鹿六の娘お辰(尾上松也)が、今時ギャルの和装風すぎて、なんだかかえってビジュ系バンドの人みたいだった。奇麗な人は何やっても奇麗、みたいな。菊五郎、松也、橘太郎のヨガの芝居を見てしまった、宝子実は児雷也の菊之助、口の端が笑っちゃってるし。あすこだけは、実に奇妙な場面だった。
ついでに真面目に妄想も。というか、妄想にマジメもなにもないのだけど。
大蛇丸の手下になって主君月影照友の首を取ってきた挙句が、大蛇丸に殺されてしまう相馬夜叉五郎とか、勅旨今出川中納言に成りすました児雷也と名刀問答をする、月影家家臣団の恩田鬼平太もしくは片桐大膳を、沢音さんで観たいかも、とか。ちょい悪役風だし、うまそうだよなあ。(多分)
大蛇丸、といえばともちんだよなあ。八犬伝で蟇田素藤だったもんなあ。蟇→蟇→蟇田素藤→悠未ひろ→悪役→大蛇丸、という経過を辿ったらしい。
おろち丸、といえば古田新太もレッツゴー!忍法帖で、確か。
天茶漬け