2005年11月15日(火)

うちのほう、明日の朝、気温5度だってさ。寒くってイヤになっちゃうよ。これだから多摩川を越えると。

カレルヤ

図書館へ行って借りてきた。聴いてみたら、「水のディアボロ」に雰囲気が似ているなんて云うのは、思い違いだった。強引に云うなら、ストリングス系を効かせてるとか、ややプログレ? とか。

ついでに、遊佐未森の「モザイク」も聴く。

最近読んだ本

「美男狩り」野村胡堂/講談社大衆文学館/1995年
講談を読んでいる感じ。さくさく読めるし、張った伏線もひとつに纏まるし、チャンバラも多いし、飽きさせない冒険譚ではあるけれど、もうひとつ奥行きがないというか。もともとの話のきっかけが立ち消えになってしまっているあたりも講談っぽい。五銭組の隠し財宝探しの話はどこへ行ってしまったんだ。
「明治断頭台」山田風太郎/筑摩書房/1997年
一話一話が謎解きになっていて、更に各話が連鎖して、最後ひっくり返る仕掛けも面白い。実在人物や事件と作り話が不自然でなく、江戸瓦解後のごちゃごちゃした雰囲気も味わえて、お得感ありあり。
「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩/角川書店/2004年
去年、図書館で126人待ちだったあと、すっかり借りるのを忘れていたのだけど、それはさておき。
トルコの博物館へ遺跡の研究員として日本から派遣された村田のトルコ滞在記。下宿人との交流、不思議な(非科学的な)出来事、不安定な世界の状況、等が淡々と綴られる。最後は、割と思った通りの展開な筈なのだけど、涙なくして読めない。

本日の昼食

ジャーマンソーセージ付きトーストセット