2005年07月12日(火)

霧のミラノ新人公演

雪組の新人公演は、当日券15枚しか出ていなかったというのを、並びに到着してから知った。幸いなことに順番が辛うじて掠っていたのと、キャンセル待ちが出たのとで、運良く観ることが出来てよかった。

私が座っていた列はちょっと凄いことになっていて、後ろの人がちょっとどころではなく見づらかったのではないかと。ぎしぎしするので、「も、もしかして蹴られてる」と思っていたらそうではなく、はじの人が座り直すのでシートがしなっていたという…… っていうかなぜそこで体育座りを。

新公自体は、本公演をほぼ忠実に踏襲した具合。悪く云うと冒険がない。新聞記者のふたりが恋愛度を上げてきたのと、特に沙央くらま君はコメディ色を出していたか。緒月氏のカールハインツはイイ人っぷりがはみ出てて、最後がめちゃめちゃ唐突。まあ話自体、最後が「エー」っていうあれだからあれだけど。(どれだ) ラギは、本役には遠く及ばないけど、逆に凄く真面目なジャンバティスタだった。でも、なんだかんだと一番おいしかったのは、ガブリオ、ミケーレ、レオナルドの三人組だろう。ロレンツォを助けるために護送兵に扮装したときの、ちぐはぐな様子といったら。特に宙輝氏(推定)。谷氏は、そんな三人組の中にあってもやはり目をバシバシ利かせていた。

本公演の話をしよう

何かをどこかで誤解して、ジャンバティスタってオーストリア軍のスパイかと、思い込んでいたよ。カールハインツに敬礼する稽古場風景を見たからだよ。

沢音氏扮する市役所職員のアンサルディは、「祭りの前に一杯やろう」とロレンツォに声をかける。またしても酒絡みである。てっきりお祭りにゴキゲンに参加する前に一杯引っかけるのかと思いきや、拳銃の発砲音に対して「何でもない」と普通の格好で現れてきて、まんまとお仕事中なのであった。

本日の昼食

三佳のざるそば