2005年04月13日(水)

睡れる月

未だに余韻に浸っている。たぶん当分機嫌が良い状態が続きそう。続く、かも?

鯨銃一郎『とんち探偵・一休さん金閣寺に密室(ひそかむろ)』(祥伝社文庫 2002年)は、足利義満は金閣寺で暗殺されたのではないか、という謎を一休さんが解く推理小説。『睡れる月』よりやや時代は溯るが、補助としてはお薦め。ただ一回読めばいいかな、という感じではあるが……。(で、1月の整理の際に処分)

観世小次郎が式部卿宮とほぼセットみたいな形で登場していたので、ちょっと思い出してみた。それにしても、公演を思い返すと結局は式部卿宮のことばかりなのは、どうしたことか。それだけ、インパクト(それも負の)が強かったということか。(「呑み込む」と表現していたところがあったけれど、すごく適切な言い方だ)

形は違うけれど、中納言と小次郎が、あの時点での式部卿宮にとって最後の、肩の力を少しでもおろせる存在だったのかもしれないな、と思ってみる。それと、小次郎が式部卿宮に恩義を感じていることを式部卿宮が実は気付いているから、裏切ることはないだろうと読んで「嫌なら降りてもいい」なんて云ったのかな。

とかなんとか、作者の与り知らぬところで、悩んでみたりして。(まだいろいろとあるけど)

本日の昼食

野菜と豚の黒酢炒め定食(少なめご飯)