日々妄想
DiaryINDEX過去未来


2010年02月20日(土) ワンピ

そういえば散々家人から読め読め攻撃を受けているワンピですが、相変わらす一冊も読んでいません。
その代わり、ワンピの映画のDVD見るのは付き合いました。ああ、私って良い人(はいはい
人気エピの砂漠の話のやつと、チョッパーの話のと、あと最低最悪の映画を一本(お祭り男爵という名前だったかな)
砂漠のは、まだその頃はジャンプ買っていたから(笛のおかげで)読んでいたのだけど、アニメでみるとそれはそれで面白いし
チョッパーのも可愛くて泣けて大感動してました。
サンジはいい声してんなあ、と思って声優さんの名前をみたら、どこかで見た名前。
この人の名前は知っている!絶対知っている!!と鼻息荒くググってみたら
私のTVドラマのバイブル「フレンズ」のジョーイ役を吹き替えで演じている声優さんでした。
おおお、改めて聞くとジョーイの声はいい声だ。
そういえばフレンズの声優さん、男組は皆良い声をしていたなあ。
フィービーは攻殻の少佐の声の人だし。

で、最後にみた映画のやつが酷くてねえ。よくあれに東映がオッケしたなあと。
ワンピは初期の頃はコミック持っていたくらいレベルの私が言うのもなんだけど、ワンピのキャラがキャラらしくなくて
劇場版オリジナルキャラが活躍して敵を退治するラストには納得いかないなあ。

まあ、例えば「カリオストロの城」はルパンらしいかといえば、はっきり言ってそうじゃない。「ルパン三世」の映画ではないとは思っている。
ただ一つの作品としてみれば完成度は高く素晴らしいと思う。
この作品はどうかというと、ワンピの映画とは言えない代物になっている(暗いルフィに、ヒステリックなナミに、いがみ合ってばかりのゾロにサンジ
おまけにゾロが子供相手に本気で斬りかかるし)
絆を断ち切る相手に、結局ルフィ海賊団は皆それに飲み込まれ残るのはルフィのみ。それでも仲間のキズナをみせるのかと思いきやそれもなし。
彼らが飲み込まれている間にオリジナルキャラが奮闘し、ルフィがあと一歩届かなかった一矢をヘタレだったオリジナルキャラが打ち込み終了。
ムダにグロでトラウマになるようなシーンもあるし。
これを東映まんが祭りでやっちゃったの?
ワンピの年齢層はもちろん大人もいるけど、子供もターゲットだよね。
カタルシスが全く無いんですけど。
キャラがキャラらしくないとして、一つのオリジナル作品としてみても、一貫性のない脚本と、前半と後半のトーンの落差があまりにもあって、それを上手く
纏め上げておらず、グダグダという印象。
なんというか「ワンピでこんな事やっちゃった俺らすごくねえ?」という意図が見え隠れする最低な映画だった。
もしくは「クレしん」の映画の二作の高評価で、子供映画でも凄いものを作れるという製作者魂に火がついたのかもしれませんが、それにしてはワンピ要素を取り除いても一つの作品の完成度はかなり低い。
監督信者からすれば「さすが、今までにない形でワンピを撮った!」と絶賛するかもしれないが、ワンピ信者にしてみたら「これをワンピというなあああ」と怒りマックスなんじゃないだろうか、と人事ながらそう思った。
絵面はオシャレで印象的な色使いだったな。
しかし、あの映画にゴーサイン出したプロデューサーとか飛ばされていないんだろうか。あと尾田先生はあの映画を良しとしたんだろうか。
それが気になる。


ぶーぶー |HomePage