日々妄想
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2006年03月02日(木) アビスについて熱く語るの巻 その1

つづるん、こんなところでですがクリアおめ〜
ムダに熱く語った迷惑メールがきたら、イオン様の優しさでスルーしてください。

で、つづるんクリアにつき私も熱く熱く語るよ〜
まずプレイしてて思った事は「主人公好きかも…」だった。
私の中ではルークはティルズでは今までにないタイプの主人公であり、年相応の少年らしさがあって大好きでした。
結構細かいところではぶっきらぼうながらも優しさをみせているし、それを素直に口にだせない年頃だよね、17歳男子って。
そして公爵家一人息子という立場からすれば、ああいうわがままなキャラっていうのはきちんと裏打ちされているな〜って。
ガイは言うまでもなく大好きでしたし、ヒロインのティアもヒロインヒロインしてなくて好きですし(兵士ですしね)ミュウはどうしてくれようってくらい可愛いし、アッシュはアッシュはアッシュは……アッシュの事を色々考えると色々辛くなってしまう。
ルークは好きだし、アッシュも好きだ。
だからこそバンプの「カルマ」の歌詞がすごく重くのしかかってくる。
アビスバージョンジャケで光があたっている彼と影になってしまった彼。
彼らのことを思うと、本当にいろいろ辛くて胸が痛くなる。
幸せになってほしい。ルークとアッシュは二人とも幸せになる権利はあった。
ジェイドはイカします。大好き。アニスはああみえても天才ディスト様が作ったトクナガは育てれば強いです。しかし秘奥義が二つもあるなんていいよな…ガイ様ひとつだぜ…ボツった音声みたけどすげえカッコよかったのに…
ナタリアはお姫様でOPみて気高いツンデレなのだろう…と思っていたら超天然だった。
ナタリアをからかうアニス&ジェイドの小悪魔と鬼畜眼鏡コンビにからかわれている様が面白くて大好きです。

「仲が悪いパーティを目指した」って開発チームがいうように、確かに皆最初は「目的のためにとりあえず組むか」というカンジでした。
だからこそ旅をしていくなかで、皆が「仲間」になっていくところがね。
ああ、思い出すと涙が…
今回何度泣いたろう。本当に面白かった。
期待していなかっただけに、まさかこんな世界観やステキなキャラ達と遊べるとは思ってなかったので、いい意味でずっと裏切られ続けてきました。
私は最初は「公爵家の一人息子は誘拐された時点で死亡。クローンとして優秀だった主人公がルークとなり、クローンの劣化が燃えカスちゃん。ヴァンは裏切る。髪が短い主人公は表情が違うので、おそらく自分がクローンとしり、植えつけられた性格から脱して「自分」になっていく」というのをOPアニメだけで妄想してました、すごいね、妄想。
まあ、妄想はすこし軌道を外れていましたが(少しか?)


さて、以下からはネタバレなので白字で。

ルークについて

あまりに救いがない。アクゼリュス事件では、私は一人TVモニタに向かって「いや、お前らまて、ルークが悪いのか?確かに過ちを認めない事は悪い。だがこの事態を起した事は彼一人の責か?では問う、君たちが怒りをぶつけるべき敵はヴァンであり、その人物がいないから目の前のルークに単純に怒りをぶつけているだけではないのかと!ジェイド、君の怒りはわかるが言葉が足りない。出来ない子には出来ない子なりの教え方があるのではないのか。ティアも君がルークにすべてを曝け出しているわけではないから、それがルークの不安を煽った自覚はあるのかと!」という世迷言を言っていたわけですよ。
ただ旅をこなしていけばわかるように、ジェイドは軍人だし博士だし、文武両道であり他者を全く信用していない。多分信頼しているのは陛下と妹とディストだけだったと思われる。
(ディストはネビリム先生イベントとチーグルスターをこなせば、ジェイドが命令したのでディストはダアト教会に入ったことがわかる。親友まではいかないが、同郷のよしみで頭だけはいいので一定の評価をしているのは理解できるかな。まあ、私が結構雪国幼馴染たちが好きだから贔屓目あり)
他者は愚鈍、軽薄、無知蒙昧としか思っていないと思われるので、この時点でのジェイドの行動は、性格を考えるといたしかたないとも思えます。
つまりあの時点では、みな単なるパーティであり、仲間ではなかった。
社会で他者と交わっていないルークにとって、はじめて任命された責務に、舞い上がり余裕を失っている。
でもフォローらしきものはティアだけで、しかもティアは兵士なので「子供に言い聞かせる」言い方が出来ない。
それがますます物事が悪いほうにいってしまう。
このあたりはすごくすごく胸が苦しかった。だからこそガイ様が戻ってきてくれたとき「ガ…ガイ〜」とマジで目の奥が熱くなった。
皆がルークがいなくても、今まで通りに普通に旅をしている。
そんな中、一人面白くなさそうな顔をしているガイ。
それだけでも嬉しかったのに、待っててくれた時、本当にね「ガイがガイで本当によかったよ…」と(セリフぱくり)
ガイとティアって同じようにルークを心配し、見守っている。
でも父性と母性なんだよね。
レムの塔前、ガイはルークの行動を全否定。ティアは「あなたが決めた事でしょう」と認める。
だが実行となるとティアは咄嗟に止めにはいる。そしてガイはそのティアを止めルークにあの行動を取らせようとする。
そこがガイが「男」だと思われるんだよね。女ならやはりティアにようになってしまう。
だからこそあの時のガイはすごく好きだ。「ばかやろう」「ありがとう、ガイ」のやりとりも……涙なしでは見られない。

あー、あとね、基本的にティアは好きです。
でもね、あの時点の言葉だけは物申したいの。
ヴァン一回目撃退の一ヵ月後。
会った時に、何もしていなかったルークを叱ってくれた。うん、それは間違いないよ、正しいよ、全くもって正論だ。
でもね、ルークはこの旅の前は何もない子だったんだ。
屋敷に軟禁。話せる友人はガイのみ。ただペールに話しかけるだけでも執事から小言をもらう背景を考えると、ルークの部屋以外ではなかなか表立って仲良く振舞うことはできない環境にあったと推測される。
そして「死ぬ子供」として父親から思われていたので、必要以上の知識など与えてもらっていないのだ。
というか最低限の知識さえも与えられていない。
一つの目的が終わった時、皆それぞれに帰る場所、還るべき場所があり、仕事がある。
でもルークには何もない、この場所にいるべき人物は別にいる、母の優しさを受けるべき人物は別にいる、でもレプリカであるルークはどこにいけばいい?世界も社会も何も知らない子供が一人で、どこに行き何をすればいい?
そういう事をわかった上での発言だとはわかっている。でもあの時、ああいう言葉を言われた時「そんなに急いで人は変わらないといけないのか?」と一人で憤っていた。

最後にアレ
一番頑張った彼と彼が報われる終わりであってほしかった。




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