ラのつく日記

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2012年10月06日(土) お気に入りのパンプス履いて出掛けよう

ハダシです。
前に日記を書いてからまた時間がたってしまった。
途切れてた間も気にしてくださった方、ありがとうございます。
いやー、ひさしぶりにどっかーんと崩れてましたです。
恥ずかしながら、「どうして生きてるのかわからないよお><」などというレベルにまでいってしまいました。甘えきったぬるま湯人生です。お付き合いありがとうございます。

きっかけは会社で会長&社長から人格否定発言をくらったことなんですけど。
トップ2人は人非人な側面が非常に濃いので、初めてではなかったんだけど私もいつもそれなりにギリギリのところなので、けっこーこたえまして。
泣いたら負けると思ってしばらくがまんしたんだけど、えんえん責められるこの場がどうしたら終わるのかわからなくなって泣きました。もうどうでもよかった。泣きながら会議室を飛び出しましたよ。
そのまま海にでも行きたいところでしたがそこは真面目ちゃんだからさあ、すごすごといつも働いてる事業所に戻って、部署の先輩方に慰めてもらって、とにかく仕事はやらなきゃいけないからやりました。
そっから家に帰ったら帰ったでしんどいことがあって、笑い飛ばせばいいのにそんな余裕は根こそぎ持ってかれた矢先だったので、ねえ。もう、つらくて。
その日から本当に涙が止まらなくなってびっくりしました。
3日2晩泣き通したよ。うん、まあ中途半端ですけど!笑
泣きすぎて目の周りがただれるというのを初体験しましたね。

3日目の夜、とにかく仕事はなんとか形をつくって、チケットをとってた「オネーギン」を見に行きました。
正直もう、会社にまつわる何もかもが嫌で、バレエ見るの最後だと思って行った。
でも、素晴らしかったんですよね、これが。びっくりするくらい。
私がつらく、苦しいと思ったことってなんてちっぽけなんだろうって思える端緒をやっと見つけられたんです。
これまで、仕事は文化産業だし、娯楽に依存して生きているくせに、本当の意味で芸術やエンタメの力ってたぶん信じていなかった。
それに気づいてすごく恥ずかしくなったと同時に、心底から信じられるようになりました。
腹はふくれないし、ほんとの急場のときには何の役にも立たないかもしれないけれど、でも絶対に人を救える力を持っている。
必要な人が必ずいるんだということ。
それを信じて、働こうと思いました。
人非人も芸術の前では無力です。

ちなみに、土日月と楽しく飲める場でしかまともにごはんが食べられなくって、強制プチ断食状態になり、お肌はとてもきれいになりました。
でも顔色がちょー悪くなった。当たり前です。チーク濃いめです。
今週に入ってからも社長からボディーブローをくらい、本当にもう疲れましたが、仕事もなんとか前進できたし、やっと気持ちの整理がついてきて、昨日からふつうに夜ごはん食べられるようになりました。
今日もちゃんと食べたし、明日ももちろん大丈夫だと思う。顔色もお肌の調子も遠からず元通りになることと思います。

友だちとゆっくりしゃべって、話を聞いてもらって共感をもらって(「わかる」って言葉ってなんて力強いんだろう…)、あとは思いがけずやさしくしてもらって、身がすくんだりもしていますが、全部がほんとに有り難くて、生きてるってすばらしいなと真剣に思っています。よかった。
いったん涙が止まってからも、ふつうに昼間に咳き込むみたいに泣き出しちゃってて、この人ほんとどうなるんだろうと我ながら不安でしたけど、ようやく立て直せました。

振り返るとおいおい結局のーてんきだな、って思いますけど久々しんどかった。
でも大丈夫だったよ、という未来の自分へのメモがわりに。


あなたは素直だから、物事をまっすぐ受け止めすぎるから、だからしんどいんだよって先輩方に言われてしまった。
「素直」とは、わりとよく言われる形容詞です。肯定的に言ってもらえることもあってすごくありがたいけど、たいていは「どうしてそうなのかな」っていう文脈で言われてしまう。
自分では自覚がない。
そんなに、って言われるほど素直なんだろうか。
「素直」って言われるとき、言う人には私がどういうふうに見えているのか、いつもわかりません。融通のきかない、感情があらわな、子どもっぽい。
どれだろう。
人非人の暴言に負けない強さを身につけるためにも、ちゃんとつかまえておかなければ。


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