英国留学生活

2003年10月23日(木) 顎割れティタニア

いや、もう笑った、笑った。お芝居でこんなに笑ったの初めてだ。
惚れそうだわ、エドワード・ホール。

というわけで、午後の授業がなかったので、
コメディー・シアターの『真夏の夜の夢』に行ってきた。
木曜日のマチネで、スタンバイでいい席だったのだが、(E列)
ナショナルギャラリー帰りの子供らと(多分社会科見学)
ティーン・エイジャーが多くて、これは五月蝿いかなと思ったけど、
逆にのりが良くてよかったかも。
・・・しかしこれ、ナショナル・カリキュラムで子供に
見せるような劇か?
ショーン・ビーン主演の『マクベス』のディレクターだった
エド・ホールが手がけたもので、シェークスピアの時代のように、
全員男が演じているもの。
『恋に落ちたシェークスピア』みたいにほんとに白塗りに、
頬紅丸く塗るんだねー。おてもやん。

意外だったのは、特に優男系の人がやっているわけではないこと。
ハーミア役の人は線が細かったけど、ヒッポリタなんか相当ごつかった。
だから、白塗りの化粧していても、フリーダ・カーロみたいっていうか。
・・・ごめん、フリーダ。
ヘレナは素の顔が知人に似ていて、どうしても彼が女装しているような
気がして最後まで違和感が拭えなかった。
ティタニアは、顎割れしているし声も低いのに、
なんだかセクシーだし、エレガントなんだよなあ。役者だね。
実際、夏に見たティタニアより良かったとおもう。
ボトムを口説いてて、おもむろに彼をお姫様抱っこして立ち上がったのが笑えた。
あははは、格好いい。さすがです、女王様。

男性陣では、ディミトリアスが良かったかな。
普段真面目な人ほど、こけると面白いというのが自然に出ていた気がする。
パックもいたずら好きの妖精と感じで、過剰気味だが可愛かった。
パックはスターヴェリングも兼ねていたのだけど、こっちもボトムに呆れて、
芝居の途中で帰っちゃうのが面白くて。
(実際、パックに戻る時間の兼ね合いがあったんだろうけど。)
ディミトリアスもスノウトを兼役していて、忙しいなと思った。
オベロンは、どうでもいいところだけどマント留めが妙に気に入った。

それから、エドワード・ホールらしいのかなと思ったのは、歌が入ること。
特に、ティタニアが眠りに着く時に妖精たちが歌う歌が良かった。
マクベスも歌良かったものな。特に戴冠式の歌が凄く好きだった。
CDが出てくれたら、買うのにー!DVDなら尚良し!
話が逸れた。この人の劇に出るには、歌唱力も要求されるのかも。
幕間に、役者さんたちが出てきて、募金を呼びかける為に歌を歌ったのも、
凄く楽しかった。ライサンダーがギターを弾いて。
ディミトリアスが、かなりのっていた。
前述のとおり、若い子達が多かったから、かなり盛り上がったし。
やっぱりシェークスピアは舞台で観ないとな。

If we shadows have offended,
Think but this, and all is mended,
That you have but slumber'd here
While these visions did appear.
And this weak and idle theme,
No more yielding but a dream,


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