英国留学生活

2003年10月22日(水) 「指輪物語」の展覧会

科学博でやっている、指輪の展覧会に行ってきた。
先ごろ日本に帰ったYさんだったら、タイタニックの方に行ったんだろうな。
入場の際に携帯とカメラのことを厳しく注意された。

まず、フロドとアルウェンの衣装や武具から。
何故、この組み合わせなのだろう・・・というささやかな疑問はあるものの、
フロドの服の愛らしさに改めて感じ入り、アルウェンの衣装の
アール・デコ調の文様と色彩に感嘆する。

そして−。個人的な目玉展示、「ボロミア遺体シリコン人形」
船で埋葬されたシーンに使われた人形なのだが、
出来が良すぎて、いっそ切ない。
眼球の質感が感じられるような瞼といい、その肌理といい、職人技だ。
隣で少年が、"It isn't real? It isn't real?"と連呼していたけれど、
いや、本物ならお持ち帰りだな。(←持ち帰るな。)
これを見るとやはり、マクベスの生首は似ているようでも、違うなあと思う。

基本的に登場人物の衣装、武器甲冑は揃えられていた。
ヴィゴさん、この格好でニュージーランドの町を歩き回ったんかい、とか。
バラヒアの指輪も間近で見られたし。
セオデン王は、王だけあって甲冑が派手だなあ、とか。
それにセオデン王のシール(御璽)まであった。映画で見た覚えないなあ。
ギムリの通常の衣装は、「王の帰還」の撮影で現在使用中らしく、
裂け谷での会議の時の赤系の派手な衣装が置かれていた。
何のシーンを撮影中なんだろう?エオメルとの喧嘩?(←願望)
ギル=ガラドの楯やら、エレンディルの兜まであるのに、
イシリエンの南の野伏の衣装も展示されているのに、
ファラミアの衣装がないのは、
ええ、きっとギムリと同じ理由よね、そうに決まっている、うん。
当然の如くに説明がないため、
「ギル=ガラドって誰?」と聞いている息子に、
張り切って説明しているお父さんが微笑ましい。
こうして、伝説は語り継がれていくのだね。
私も連れにエレンディルの説明したけど。
「第一部で、サウロンとの戦いで出てきていきなり死んだ人」と。

特殊効果の解説のブースで、ベンチを二つに切った形のものが、
置いてあり、その左側に座った人は小さく、右側に座ると大きく写る、
というカメラが置いてあって、子供たちや家族連れが撮影していた。(£3)
バックはシャイアの橋。つまり、ガンダルフとフロドの馬車に乗っている
シーンを再現できるのだ。
実はちょっとやってみたかったんだけど、年齢が邪魔をした。
大人だけで撮っている人はさすがにいないんだよね・・・。

あとは、アラン・リー氏のイラストとか。シャイアの水車の模型とか。
あ、凄くでかいモリアの坑道でのトロルとオークに襲われる模型もあった。
えぐい。それと、ナズグルはやっぱり大きかった。
ナズグル達の指輪もちゃんと作っているのだということを始めて知った。
9人の人の王に与えたものとは別物みたい。

展覧会を見た後、ナイツブリッジのハーヴェイ・ニコルスで買い物をした。
すごく愛想が良い店員さんが、日本旅行から帰ったばかりだという。
「ラッシュ・アワーは凄かったでしょ?」
「成田でそれに巻き込まれて、次は新宿で。凄かった。」
「でも、電車の時間は正確だったでしょう。」
"Exactly, exactly, I love it."
そして、遅延証明書に驚いていた。そうだろう、あれはきっと世界でも、
日本にしかないと思う。
彼は、日本のお店で「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」
を必ず言われるので、それを日本人のお客さんに言おうと思って、
覚えてきたのだという。その意気や良し!素直に感心した。
ついでに日本は、"Perfect customer service"と言っていた。

それにしても、指輪の展覧会、日本に行けばいいのに。
行けばいいのに。


 < auld lang syne  INDEX  retro future>


psy [MAIL] [HOMEPAGE]