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| 2006年10月08日(日) ■ |
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| 難聴の若者たち |
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うちのマンションの下にカラオケスナックがあって、そこの騒音が年中悩みの種ではあるのだが、特に若者が来ると、もう騒音なんてものじゃない。爆音!彼らは皆、難聴ではないかと疑っているのだが、耳は大丈夫なのか?歌を歌うだけではなく、皆一様に怒鳴りたてているのだから、周囲の迷惑は尋常じゃない。
先日もボックスに歌の練習に行ったところ、隣に一人で来ていた若者が、ボリュームフルでがなりたてていて、その音で壁や床が振動しているくらいにすごくて、隣の部屋にいるだけで耳が痛くなった。そこまで音を大きくしないと聞こえないって、やっぱ難聴でしょ?耳が悪いから音痴だし、音痴だからがなりたてる。がなりたてるから音もちゃんと聞こえてこない。全くひどい悪循環。
しかしそのカラオケスナックに限らず、若者が群れると、学校でもどこでもうるさい。世間ではオバサンがうるさいと言うが、オバサンよりも若いパワーがある分、やっぱり若者のほうが数倍うるさい。意味もなく騒ぐのも若者の特徴だが、他にパワーを発散させるところはないのか?集まったら騒がなきゃ損とでも思っているのか?・・・とにかくうるさいのは勘弁してよ。
私の中学校では、電車やバスや公共の場所で騒いではいけないと厳しく言い渡されていて、そんなことが少しでもあれば、市民の誰かが学校に連絡し、翌日したたかにお説教されるという具合だった。私の学校が特別とは思わない。昔はそういう道徳教育が、どこの学校でも家庭でも、きちんとされていたと思う。
以前、ジョン・ウェインのマネージャーだった知り合いのお爺さんに、教養のある人間は、低い声でゆっくりしゃべるものだと言われたことがある。まさしくそうだろうなと思う。大声で騒いでいるのを見ると、教養なさそうだものなと思う。トルーマン・カポーティなどは全然逆だけれど、あれは特別な天才だから、常人とは違うのだろう。(^^;
さて、<デルフィニア戦記>シリーズの第一部を読み終えた。『王女グリンダ』が特別面白かったというわけではなかったから、そんなに期待もしていなかったのだが、これはなかなか面白かった。そんなこと絶対ありえないだろうというようなことが次々に起こり、一見弱者のように見える者が、強大な敵を倒していく様は、実に痛快。ファンタジーならではの醍醐味。
こちらを先に読んでいれば、『王女グリンダ』のほうももっと面白かったかもしれないとは思う。『王女グリンダ』は、同じシリーズの外伝とか別冊といった感じのもので、これだけでも話は通じているが、やはりシリーズの内容を知っていたほうが良かったなと思った。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『放浪の戦士(4)─デルフィニア戦記 第1部』/茅田 砂胡 (著) 文庫: 320ページ 出版社: 中央公論新社 (2003/4/24) ASIN: 4122041910 サイズ (cm): 15 x 11 内容(「BOOK」データベースより) 流浪の国王ウォルとリィの率いる軍勢は王都コーラルの目前に迫った。だが、救出すべき父はすでに亡く、王座奪還の目算も潰えた。欲するは父の敵の首ひとつ―!同胞相討つ内乱を避け、わずかな手勢で城に乗り込むウォルの運命、そしてデルフィニア争乱の行方は?第1部放浪の戦士篇完結。
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