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2006年09月10日(日)
アメリカ南部のミステリ

ジョン・ディクスン・カーの 『月明かりの闇』 を読み始めたのだが、冒頭20ページほどで面白くなくてやめた。南北戦争後のアメリカ南部を舞台にしたミステリだが、やけに古めかしい。カー自身がすでに故人だから、新しいミステリを期待していたわけではないが、にしても・・・。というか、冒頭が退屈なミステリは、全然読む気にならない。翻訳も良くなかったし。それでも我慢して読むものもあるが、今回はちょっとダメだった。

その前に、<始末屋ジャック>の最新刊を読んだので、どうしても比較してしまったのもいけない。ジャックのほうが絶対的に面白いもの。面白いというのはエンターテインメントとしてという意味だが、サクサク読めるミステリは、やっぱりストーリーも面白いのだと思うし。

もっとも、最近の<始末屋ジャック>は、どんどんホラー寄りになっているので、もうミステリとして比較はできないかも。さらに、私もいわゆるミステリよりもホラーのほうが好きになっているので、なおさら。また、今回のジャックはフロリダの湿地帯に飛ぶ。珍しく南部の話なのだ。しかし、このジャックシリーズの翻訳者は、食べ物のこととかはあまり詳しくないみたい(南部のというわけではなく)。

ところで、ジョン・ディクスン・カーには、<ニューオーリンズ三部作>というのがあって、今回面白ければ、それも読みたいと思っていたのだが、おそらく読まないだろう。ニューオーリンズのミステリとかで調べていても、カーの作品がひっかかったことはなく、『月明かりの闇』の解説でも、その三部作は特に誉められてはいない。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『始末屋ジャック 深淵からの脅威(下)』/F・ポール・ウィルスン
文庫: 331ページ
出版社: 扶桑社 (2006/07)
ASIN: 4594051952
内容(「BOOK」データベースより)
容赦なく照りつける熱帯の太陽の下、邪悪な一団がうごめいている。ジャックの父トムは、奇跡的に意識を回復したが、ジャック父子に正体不明の何者かに幾度となく襲われる。それは。病室に現れた異形の女と関連しているのか?どうやら、敵はこれまでジャックが戦ってきた、異界の勢力と通じているようだ…。ジャックは、朝鮮戦争で名狙撃手だった父とともに、かつてない戦いを挑む!モダンホラー界最強、われらがヒーロー“始末屋ジャック”の智謀の冴えをとくと見よ。


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