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2005年04月13日(水)
ドラゴンランス伝説

昨日は、マーケットプレイスからも楽しみにしていたジョン・ダニングの本が届いたし(前日と合わせて3冊)、図書館でも7冊借りてしまった。実は図書館の本は全くの予定外。でなければ、早速ジョン・ダニングの本を読み始めているところだ。

今年になって、どうも1冊の本に集中しない。あちらこちらに手を出しては、途中でやめたりしている(マキャモンは別だが)。というのも、今年はマラマッド中心で、ずっとマラマッドに関わっているので、その他の本は気晴らしという感じもあって、あまり気晴らしにならないなと思う本は、途中で好き勝手に中断したりしているからだ。

このところ、あまり得意でないノンフィクション本を読まなければならなかったりして(それだって読了していないのだが)、なかなか良い気晴らし本に巡り合っていないので、突然封印していた「ドラゴンランス」シリーズが読みたくなってしまったというわけ(「ドラゴンランス」だけじゃなく、他にもあれこれ借りてきてしまったが)。

昨年、「ドラゴンランス」シリーズ6巻を読み、続きも・・・と思ったが、面白すぎて何もできなくなるので、しばらく封印していたのだ。このシリーズは、最初の「ドラゴンランス」以降、「ドラゴンランス伝説」、「ドラゴンランス・セカンドジェネレーション」、「ドラゴンランス夏の炎の竜」と続いており、まだまだちょっとやそっとじゃ終わらない、長大な冒険活劇ファンタジーだ。 ※画像は 『ドラゴンランス伝説〈1〉パラダインの聖女』

これを読み始めたら勉強も仕事もあったもんじゃないと、自分でもよくわかっているのだが、マラマッドの世界が結構暗いので、何か明るく活動的で、ストレートな話が読みたい⇒「ドラゴンランス」となってしまった。なんだ、ゲーム本じゃない!と思われてもいい。面白いものは面白いんだから、誰が何を言おうが、知ったことじゃない。私の気分が良ければいいのだ。

数日前から、デヴィッド・セダリスの 『すっぱだか』 を読み始めていて、それはかなり気にいっており(奇妙だが、そこはかとないユーモアが絶妙)、途中でやめようなどとは思ってもいなかったのだが、予定外のこととはいえ、公共の図書館で本を借りてしまった以上は、そちらを優先的に読まなくてはならないから、セダリスは後回し。というか、あとの楽しみにとっておこう。<ものは言いよう。

ちなみに誤解のないよう言っておくが、マラマッドの世界が暗いからといって、良くないわけでもなく、嫌いになったわけでもない。『サロン・ドット・コム』にもあったように、マラマッドの作品は 「外見よりも中身のほうが大きい有り得ない物体」 という評価を、やっと納得できたと思う。短編なのに、長編を読んだかのような読後感。あのページ数で、詳細な書き込みを感じさせる質量バランスの不思議さなど、いろいろ感嘆する部分は多い。

多くの解説や評論では、当然のことながら「ユダヤ系」であることを重要視して、その部分にマラマッドの真髄があるように書かれているが、私としては、マラマッドがユダヤ系であることは十分に承知しており、そういう解説には「はい、はい、ごもっともでございます」と思うだけ。マラマッドの作品の暗さや人生観については、読んでいればわかる。

それより、 「外見よりも中身のほうが大きい有り得ない物体」 という不可思議な現象を、誰か文学的に説明してくださいよ。私はそれが不思議でしょうがないんだ!


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