BACK NEXT 初日 最新 目次 HOME

INFORMATION
日刊・知的ぐうたら生活
ここのBLOGはこちら
SCHAZZIE@MOBILE

schazzie
HOME

SOUTHBOUND
Go To U.S.A.
BOOKLOG
BOOK CLUB
読書の日記
Another View


My追加


■ 本の検索・購入 ■
Amazon.co.jp アソシエイト



●For Mobile●
キーワード:

2005年03月11日(金)
研究社の小英文叢書

現在、バーナード・マラマッドの 『The Complete Stories』 を、少しずつ丹念に読んでいるのだが、先日購入した4月からのNHKラジオ講座「原書で読む世界の名作」のテキストである 『マラマッド短編集』 を、講座の予習も兼ねて、先に読むことにした。今回はしっかり予習して、あらかじめ疑問に思うところをピックアップしておき、その部分は漏らさず聞かなくてはと思っている。

とはいえ、「全短編集」を読むつもりでいるのだから、ちょっと順番が変わるだけの話。しかし、この研究社の小英文叢書というのは、どういうわけかやる気をそがれる本なのだ。

というのも、以前から何度もトライしている ジョン・チーヴァーの短編集 がこのシリーズで(こちらも原書の短編集『The Stories of John Cheever』 を持ってはいるのだが、先に研究社のほうを買ったので、そちらを先に読まないとという変な思い込みがある)、いつまでたっても一向に終わる気配がない。何度も、今度こそ読了しようと思うのだが、本の装丁のせいか、作りのせいか、小説を読むというよりも、いかにも勉強しているという雰囲気になってしまい、途中で嫌になってしまう。うしろにある注釈も、本来は便利なものなんだろうけど、ここを読んでいると、逆にうんざりしてしまうのだ。

ごく薄い本にもかかわらず、本を平らに開けないというのもイライラする原因のひとつ。日本の本の作りは、頑丈といえば聞こえはいいが、けして読みやすい作りではない。背の糊がしつこくつきすぎなのだ。本から手を離してノートでもとろうとすると、まずおとなしく同じ状態で留まってくれない。

しかし、今回のマラマッドは目的があるので、そんなことをものともせず、全部読まなくてはならない(この本を全部講座でやるわけではないが)とは思っているのだが、とにかく研究社の小英文叢書は、私には鬼門って感じ。これが絶版になるのは、大いに頷ける。


Copyright(C) 2001-2013 SCHAZZIE All rights reserved.


携帯用URL:http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=83698

Site Meter