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2004年12月04日(土)
トルーマン・カポーティ 『冷血』

先月のブッククラブの課題である、カポーティの 『冷血』 がまだ読み終わらない。読んでいるはずの人からも音沙汰なしなので、きっと誰も読み終えていないのだろうという甘い考えで、今月も引き続き読んでいるわけだが、内容は悪くないのに、翻訳がひどい。 ●画像 : 『In Cold Blood: A True Account of a Multiple Murder and Its Consequences (Vintage International)』

カポーティの作品は、短編はともかく、長編の翻訳に恵まれていないようで、 『遠い声 遠い部屋』 もあんまり良くなかったけれど、今回の『冷血』は、ちょっとやそっとじゃないぞ。まあ、言わんとしていることはわからないわけではないし、昔の翻訳だからこんなものかとも思うんだけど、日本語の文章としたって、変でしょう。

会話部分なんかも統一されていないし、登場人物の性格も把握していないという感じで、翻訳者は割と有名な人だけど、こんな翻訳しちゃうんだ?と、むしろ不思議に思う。昔の翻訳だから日本語が変だっていうことなどないはず。多少の違和感はあったとしても、言葉そのものがおかしいというのは、やっぱりおかしい。

ノンフィクション・ノベルということで、かなり詳細が書き込んである小説だが、カポーティ自身の文章は美しいはずだと思うのに、日本語はどうにも・・・。なかなか進まないのを翻訳のせいにするのも何だし、この長編を原文で読もうとも思わないのだけれど、もうちょっと何とかならないもんかな。新訳熱望!

で、そんなおかしな日本語の文章を読んでいると、どうも気分が冴えないので、クリスマスものを併読しようと思って、しまってあった箱から取り出してみたものの、買ったときの気分とは明らかに変わってしまっていて、なんとなく読む気がしない。早くクリスマスものが読みたいと思っていたのに、いざそうなると気が乗らないなんて、ずいぶんと天邪鬼である。

いつもシーズンに合わせて本を選んだりしているのだが、そんなことは関係なく、読みたいときに読むのが一番いい。でないと、読むべきタイミングを逃してしまう。狭い部屋の中にたまっていく本を、なんとか整理しなくてはならないし、読まないと思う本は、もう捨てるしかないのか・・・。


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