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| 2004年03月24日(水) ■ |
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| 『指輪物語』の謎解き |
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映画「ロード・オブ・ザ・リング」における謎のひとつ、<「王の帰還」に出演しているトロルは、なぜ日の光に当たっても石にならないのか?>が解消!
答え:「第三紀の終わりには、サウロンによって創り出されたオログ=ハイ(Olog-hai)という力と大きさに於て勝ったトロルが出現し、かれらはふつうのトロルと異なり、太陽の光に堪えることができた」─追補編より
情報を提供してくださったdkさん、ありがとうございました!
さて、図書館で借りて読み始めたマキャモンの『スワン・ソング』だが、これって上下巻で1300ページもある。その上巻をやっと読み終えた。借りるときにはそこまで考えに入れず、マキャモンが揃ってる〜!と思って、勢いで借りてしまったのだが、その他の作品もみな長い。しかも5冊借りたうち、まだ1冊しか読み終えていない。
もともとホラーは苦手だし、『スワン・ソング』は核戦争後のホロコーストを描いているので、けして気持ちのいい読み物とは言えないのだが(マキャモンの作品がホラーばかりというわけではない)、詩的な文章よりも、緻密に書き込んでいくタイプのほうが好きだから、マキャモンのそういう文体(だから長い!)は好み。やっぱり入手できるものは入手しておこうという気持ちになった。でないと、返却日を気にしながら、ずーっとマキャモンを読み続ける羽目に陥る。
それはそれで好きな作家に浸るわけだから個人的には全然いいのだが、「読書会」とかもあるし、図書館でも何度も延長できないし、先月の状態だったら、そうそう延長しなくても読めただろうと思うのだが、このところ調子がいまいちでなかなか進まないので、安全策を取っておきたい。
安全策とは、一度図書館に返却して、再度借りようと思ったときに本がないというのを避けたいための策。そういう事態は我慢できない性分だし、本が絶版になってしまってから、ああ、買っておけばよかったと後悔するのも悔しい。
なーんてうだうだ書いているが、図書館で借りられるのに、新しい本を買うということに、ちょっとばかり後ろめたさも感じているので、ここでそれを正当化しておこうという魂胆。案外気が小さい。
手に入れてしまうと安心してしまって、後でいいやと思って読まなかったりするので、借りて読んだほうが確実にすぐに読むだろうとも思うのだけど、マキャモン作品は、できれば手元に置いておきたいから、やっぱり買おう!絶版になってしまったら、絶対に泣くだろう。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
『スワン・ソング』(上)/ロバート・R・マキャモン 内容(「BOOK」データベースより) 7月17日、第3次世界大戦勃発。米ソの核ミサイルによる炎の柱と放射能の嵐が全土を覆い尽くした。地下室に閉じ込められた少女スワンとプロレスラーのジョシュ、地下鉄の下水路で九死に一生を得たバッグ・レディのシスター、崩れた核シェルターから脱出したベトナム帰還兵のマクリン大佐とゲームおたくのローランド少年、生き延びた人びとを待っていたのは、火傷と放射線障害、「核の冬」の極寒、そして過去の遺物の争奪…。死よりなお凄惨な狂気の世界であった。核戦争後のホロコーストのアメリカ大陸を舞台に繰り広げられる、世界再生の鍵を握る少女スワンを巡っての聖と邪の闘い。世記末の黙示録神話を描く、ホラー界第3の男、マキャモンの「超」大作巨篇が遂にそのベールを脱ぐ。 ※画像は原書 『Swan Song』
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