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2003年02月05日(水)
読書メモ変更&ガンダルフとは何者?

◆お知らせ---------------------------------------------

「読書メモ」を変更しました。
保存件数の問題と、新しい書き込みをした時に、上にあがるかどうかということを考慮して、変更しました。新しい読書メモのURLは下記の通りです。
直接リンクされていた方は、お手数ですが変更をお願いいたします。

http://z-z.jp/?sc

またこれまでもそうでしたが、掲示板のデザインにスクリプトを使用しています(PC用のサービスで、モバイルや携帯では出ません)。しかし、スクリプトが置いてあるサーバーの不具合などで、デザインや画像が出ないことがありますが、閲覧に問題はありません。多少アクセススピードが遅くなるかもしれませんが、掲示板自体の不具合ではないので、ご了承願います。

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さて、『指輪物語』をあちこち、あれこれ、あーでもない、こーでもないと見ていたところ、「あれ?ガンダルフって何?」という疑問にぶち当たった。いや、前から思ってはいたのだけど、「魔法使いだよっ!」とすげなく言われそうなので黙っていたのだ。しかし、どうやら答えが見つかった。ガンダルフはエルフ族だったのだ!しかもエルフの王だった!

「王の帰還」の最後、灰色港からフロド達が出帆する場面で、エルロンドの指には「青い石のヴィルヤ」、ガラドリエルには「白い石のネンヤ」、ガンダルフの指には「赤い石のナルヤ」がはめられていた。

これがどういう意味を持つかというと、再び「旅の仲間」の第1巻に戻って、ガンダルフ自身が語っている部分に注目。

「すべての指輪の中で最も美しい、三つの指輪は、エルフの王たちがかれ(サウロン)から隠し持っていて、まだ一度もかれの手によって触れられず、汚されたことがない。七つはドワーフの王たちが所有していた。しかしそのうち三つはかれが奪いとり、残りは竜どもが焼きつくした。九つをかれは人間に与えた。誇り高く偉大なこの種族の者をそうすることによって、おびき寄せた。とっくの昔に、この人間たちは、かの者の陣営に下り、大いなる影の下なる影、かれのもっとも恐るべき僕である指輪の幽鬼となり果てた。

・・・・・そこで、今のところ、こういうことになる。九つは、かれが自分のもとに集めてしまった。七つも奪われるか、或いは消滅した。三つはぶじに隠されておる。だがそれはもはやかれの気にはかからぬ。かれに必要なのはだた一つのみ。かれが自分でその指輪を造ったからじゃ。それはかれの物であり、かれが以前もっていた力の大きな部分をその中に吹き込み、そうすることによって、他のすべての指輪を支配することができるからじゃ」

そう、無事に隠されている三つの指輪、「ヴィルヤ」、「ネンヤ」、「ナルヤ」の「ナルヤ」をガンダルフが持っていたってこと。ということはつまり、ガンダルフはエルフの王であり、ゆえに不死身ってことになる。

それにしても、4回も読んで今頃気づくなんて!遅っ!(^^;

しかし、もう一つどうでもいいことかもしれないが、気にかかることがある。ドワーフの王たちが持っていた七つの指輪のうち、消滅してないものはどこにあるんだろうか?サウロンが持っているのだろうか?で、「例の指輪」が消滅したあとも、いくらか力は残っているんだろうか?

それと、「例の指輪」をサウロンから奪ったのは、エレンディルの息子イシルドゥア。映画ではエルロンド(年寄りだなあ・・・)に「捨てろ!」と言われても捨てなかったという場面がある。そのために、こんな大規模なミッションが行われることになったわけだよね。てことは、その子孫のアラゴルンにも責任があって(ないか?)、当然指輪を葬る役はアラゴルンで然るべきじゃないかと私は思うのだが・・・。

そうすれば、もう少し楽に指輪を捨てることができたんじゃないのかなあ?だって、彼の意志の強さと言ったら、並ぶもののないほどだし、フロドよりもよっぽど強いんだし。。。でも、トールキン自身が言っているように、この物語は『ホビットの冒険』のその後を描いているため、ホビットが主人公。やっぱりアラゴルンが捨てに行っちゃまずいんでしょうね。(^^;

それを言ったら、そもそもなぜ、ガンダルフやトーリン・オーケンシールドが、ビルボに白羽の矢を立てて旅に連れ出したのかってことにまで話は及ぶ。『ホビットの冒険』では、ホビットは小さいし、足音を立てないし、いざとなれば、結構勇気があるし・・・というわけで、ビルボは「忍びの者」として重宝される。で、全然そのつもりはなかったのに、「例の指輪」を拾っちゃった。てことで、拾っちゃったものはしょうがない。捨てに行くのはやっぱりホビットでなきゃならないってわけよ。<あまり説得力がない。

というわけで、細かく読んでいくと、この物語、まだまだ奥が深い〜!毎回新しい発見があると言っても過言じゃない。


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