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2002年03月11日(月)
英書読書法

よく原書を読みたいが、なかなか読めない。どうしたら読めるだろうか?という質問を聞く。こんなものに正解はないと思う。なぜなら、「読みたい!」という好奇心と自分の意志によるものだからだ。それでも、何か道が知りたいと思う人はいるだろう。今日読んだ本に載っていた、夏目漱石のこんな答えはどうだろう?


「英語は斯ういふ風にやつたらよからうといふ自覚もなし、唯早く、一日も早くどんな書物を見ても、それに何が書いてあるかといふことを知りたくて堪らなかつた。それで謂はゞ矢鱈に読んで見た(中略)先づ自分で苦労して、読み得るだけの力を養ふ外ないと思つて、何でも矢鱈に読んだやうである」

─夏目漱石『一貫したる不勉強』


「英語を修むる青年は或る程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山(たん)と読むがよい、少し解らない節があつて其処は飛ばして読んで往つてもドシドシと読書して往くと終には解るやうになる(中略)要するに英語を学ぶものは日本人がちやうど国語を学ぶやうな状態に自然的習慣によつてやるがよい、即ち幾遍となく繰返へしするがよい、チト極端な話のやうだが之も自然の方法であるから手当り次第読んで往くがよからう」

─夏目漱石『現代読書法』



まさに、これしかない!と私は思う。
誰も最初から読めたわけではないのである。


─ BOOK INFO ─

◆ジェーン・オースティン『ノ−サンガー・アベイ』読了



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