| +-- ★虫退治 --+ |
「名前って、付けるの難しいな」 いきなり彼はそう呟いた。何の前触れもなしに。
机の上に足を乗せて、椅子を傾かせてぶらぶらと。バランス取れてるけどいつか後ろにガコンとか落ちそう。 そんな状態で居るグレイの髪の彼を見て、一回り年下の青い髪をした少年が、呆れ顔で呟いた。 「……はあ?いきなり何言ってるんっすか」 机の上に散乱した資料を整理しながらあちらこちらを動き回る少年に、彼は視線だけ動かして見やった。
「いや、私は至って大真面目だけど」 「真面目か不真面目かの問題じゃなくて!…深刻な顔して何考えてるのかと思えば」 「……本当に、大真面目な問題だよ。『彼ら』の名前を、つけたいから―――」 そんな言葉に、少年は手を止めて…思わず彼のほうに目を向けた。
『彼ら』が誰のことなのか、少年は知っている。 理不尽に命を奪われそうになった、二人の少年と一人の少女。 ヒトとして扱われていなかった彼らを識別するのは…番号と、コードネームのみ。 『処分』されそうなところを救ったのは、今から3日前のこと。
そんな『彼ら』を庇護し、今…自分の家で守っているのが、この目の前の天才科学者の彼だった。
「番号やコードネームなんか、もう必要ない。彼らは…一人の『ヒト』でないといけないんだよ、分かるだろう?」 「……それは、分かります。いくら僕がバカだって」 少年は、『彼ら』を3日間見ていた。…確かに、とてもよく表情が動き…笑い、怒る。 それが、人でなくて何だと言うのか。
彼は机の上に置いてあった古代語の辞書を引き寄せて、片手でぱらぱらと捲る。 『彼ら』を見ていて、それぞれに一つずつイメージが湧いていた。
少年の一人は、とても明るくて無邪気で…生命の塊のような存在であった。 もう一人の少年は、大人しくて穏やかながらも、いろいろなものに興味を持つ好奇心が旺盛で。 ―――少女は…心身ともにとても傷ついていた。しかし、現実を呪う事無く、未来を見据えていた。
「…そうだな、『生命』に『探求』、そして…『希望』と言ったところかな」 彼はそう言って黒い瞳を笑みの形に歪ませると、それぞれの言葉を何度も反芻する。 そして、さらに机の上に手を伸ばして、ペンとそこらにあった紙を掴む。 さらさらとペンを滑らせて、何かを書き始めた。
それは―――古代語を今の言葉に置き換えて読んだ、三つの単語。
えー、本日、部屋の虫退治。 ………できたのか分かんないよコレ。
少なくとも、昨日よりは部屋の状態はマシ!!……なはずだ(ぇ。 うん…大丈夫だと思いたいけど。後は明日母たちに任せますが何か。
はあ…午前中から疲れた一日。 まあでも仕方ない。この状態で居るよりはマシだし。 いろいろとやりたいことはあったけど…そうだ、更新作業進んでない; 小説を2本手直ししてアップしたかったんだけど…まあ、コレはできるときにやっちゃいます;
さすがにそろそろ眠いんですよ……(只今次の日の2:00過ぎ)。 明日はお出かけ予定なので、そろそろ本気で寝ておきますわ;
うはー。いろんなものが電池切れてるー。目覚ましの電池切れてるのは致命的だ;; 買い置き…あったかなあ。
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| 2005年10月29日(土) |
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