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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2005年09月02日(金)
クラヴィーアのある風景 : 英国妖異譚 11(篠原美季)

●購入本 和書1冊¥662
クラヴィーアのある風景 : 英国妖異譚 11(篠原美季)
美しい歌声に秘められた謎とは?声が出ないという少年の歌を聞いてしまったユウリ。ユウリの夢に同調するシモン。アシュレイの影は!?
新学期の慌ただしいさなか、卒業したアシュレイとユウリは深い仲、という噂にシモンは苛立っていた。そんなある日、ユウリは美しいボーイ・ソプラノで歌う「アヴェ・マリア」を聞いた。だが、歌っていたと思われる少年は、声が出ないという。ではいったい誰が!?楽器が違う――、と告げる奇妙な夢の意味は?突然、寮にやってきたアシュレイの目的は?


買ってきてさっそく読了。
今回は英国シリーズのメインである、妖精とか聖杯とはあまり関係ない話だった。シェイクスピア寮に入った新入生の中に、声が出ないという少年サリヴァンがいた。このサリヴァンという子と、仲のよかったもうひとりの少年リッテンマイヤーの失踪事件の真相を、最上級生になったユウリが解決する話。表紙は内容そのままというわけだ。
同時にシモンとお馴染みの友人たちの様子、卒業してもなお影響力のあるアシュレイのその後など。事件そのものは気楽な感じで、キャラクターの内面描写が多かった気がする。特にシモン一人称のパートは読み応えがあった。