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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年04月25日(月)
The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)@59/674p

●読書中:The Hounds of the Morrigan(Pat O'Shea)@59/674p
未翻訳ファンタジーを読み始める。
Kinuko Y. Craft】の表紙でジャケ買いした本で、さらにアマゾンコムの書評や検索サイトでザッと調べてみると、ケルト系・妖精系統でけっこう定評のある本らしいので興味を持って。表紙の雰囲気から難しいのかと思ったら案外読みやすい。話にスッと入れたのでホッとしてるところ。
冒頭は主人公の少年Pidgeが、近所の古本屋の物置に眠っていた古書を貰い受けるところから始まる。値段を聞くと、金はいらないから持っていけ、と言われる。その帰り道。本屋のある街の中心部から自転車で家に向かう途中で、さっそく怪しい出来事が・・・。
ジャッコ・グリーンの伝説(ジェラルディン・マコーリアン)とかTithe: A Modern Faerie Tale(Holly Black)あたりと同系統なのかな。現実世界から始まって、いたずら妖精たちがちょっかいを出してきたり、「あちら側の世界」と現実がすぐそこで繋がっている、みたいな・・・まぁよくある型から始まるわけだけど、違和感がなくて話に入りやすいのは良い。
あと、色の描写がキレイ!マキリップほどではないけど、自然の描写、リアルさと不思議なモノが混じってくるあたりの描写が素敵だ。