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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年06月02日(水)
The Homeward Bounders(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)@9/14章

●読書中:The Homeward Bounders(Diana Wynne Jones) / US版@9/14章
◎ジェーミーの世界: HOME : 19世紀〜20世紀初頭の英国か? ジェーミーは下町にある食料雑貨店の長男に生まれる。生活は厳しいながら、学校にも通っていた。出来の良い弟妹あり。
両親が揃ってるなんて、DWJの本にしてはなんて珍しい!! ・・・と思ったら、すぐに家族と別れて一人で時空を超えた旅に出てしまった!(^^;

◎最初の世界:the cattle world :緑の草におおわれた丘と谷に、体色が白と黒の動物(たぶん牛)がいる、ただそれだけの世界。その後、移動生活をする家族?の一群に入れてもらう(27p)
◎2番目の世界:何かの燃えカスと見える裸のこぶだらけの地面が続く世界。それぞれのこぶの横にはうら寂しい様子の小屋が建っている。そのこぶは一体何なのか・・・鉱山かなにかの、穴を掘った痕跡かもしれない。(34p)
*1番目と2番目の世界は2度ずつ行った。→リング状に連なった(6つか7つの?)世界を2周した。

◎6番目の世界:夜空の星の配置が(ジェーミーの世界のものと)まったく違っていて驚く。(35p)
*この頃、境界域(Boundaries)に、他のHomeward Boundersが残したサインがあることを発見。浮浪者や犯罪者がするような秘密のサイン。(39p)

◎再び最初の世界:the cattle world :2回目に行った時「境界域」から出たのが海の上で、溺れそうになったところを「さまよえるオランダ船」に拾われて助かる。(41p〜3章全部)
*船長から、境界域(Boundaries)にあるサインの意味を教わる。
「さまよえるオランダ船」から下りて上陸した島で、小さな谷川の傍に鎖で繋がれた巨人と出会う。彼ら(They)によってはるか昔に繋がれたというその巨人に、世界が連なったこの宇宙の仕組みを教わる。「本来、あるのは『ルール』ではなく、原理と自然の法則(principle and natural law)のみ。『ルール』は彼らが決めたことで、彼ら自身もそのルールに縛られている。お前(ジェーミー)までそれに縛られる必要はない。『ルール』の外側にいなさい。運が良ければ彼ら自身の『ルール』によって、彼らを捕まえられるかもしれない。」(63p)

*巨人と出会って話をしたことを彼らに咎められて、「あそこには二度と行かないように」と言われ、ジェーミーは記憶を消されてしまう。(後で徐々に記憶を取り戻す)→巨人はこの宇宙の秘密を知る鍵?
*それからジェーミーは100近くの世界を次から次へと渡り、流離う。時が経つにつれて、他のHomeward Boundersに出会うようになる。同じ世界に行き会ったHomeward Boundersは、かならずお互いに助け合う。しかしそれはいつも表面的な、一時的なもので、境界域から呼ばれて次の世界へ渡る時にはかならず別れ別れになって、二度と会うことはない。そういう生活に慣れ、もう知らないことはない・・・。
そう思いはじめてからしばらく経ったある時、ヘレンという同じ年頃の少女のHomeward Bounderと出会って、ジェーミーの旅は新たな局面を迎える。(65〜70p)

◎今までで一番ひどい世界:(1週間の滞在)気候、食べ物、動物、そこに住む人々も、彼らの風俗習慣も、すべてが最低。彼らはその酷さを楽しんでいるのだろうか。(71p)
◎砂嵐が吹き荒れる世界:ここでヘレン(Helen)と始めて出会う(ここはHelenのHOME?)。ジェーミーが「君もHomeward Bounder?」と聞くと、「あなたはそう名乗ってるの? 私はUquar(神)に有罪を宣告された流浪者(exile)よ。Uquarの家を追い出されたの」とヘレン。(74p)
◎人食い人種の世界:ジェーミーとヘレンは一緒にこの世界へ(別のHomeward Bounderと同道するのはこれが始めて)。次から次へと沢山の食べ物を出される。(81p)
◎Creema di Leema : ジェーミーとヘレンが一緒に訪れた2つ目の世界。お祭り騒ぎのイタリアみたいな、いつも賑やかで明るいところ。人々は皆カラフルな服を着て、クリーム状のオレンジジュースのようなものを飲んで浮かれ騒いでいる世界。長く滞在して、新しい服を買う。→表紙参照。絵の3人のうち、一番右の全身赤い服の少年がジェーミー。左の全身黒い服の、顔の見えないのがヘレン。