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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2004年05月13日(木)
Only You Can Save Mankind(テリー・プラチェット)@3/12章

●読書中:Only You Can Save Mankind(Terry Pratchett)@3/12章
テリー・プラチェットのディスクワールドシリーズ外の本、ジョニー・マックスウェルシリーズの1巻を読みはじめる。私が読んでいるのはこちらだけど、入手困難になってしまったので他の版にリンク。
あ、なんか面白そう! 読みにくかったThe Stones Are Hatchingの直後のせいもあるかもしれないけど、分かりやすくてすっと話が入ってくる! PCで動作する3D映像の、敵のエイリアンの宇宙船を打ち落とすシューティングゲーム・・・スペース・インベーダーの豪華版みたいなやつ?がテーマ。PC画面の前で遊んでいる男の子が、ゲームの中の世界に入り込んでいく話みたい。

主人公の少年ジョニー(ジョン)・マックスウェルは12歳。ゲームオタクの級友Wobblerに借りたシューティングゲーム"Only You Can Save Mankind"(人類を救えるのは君だけだ)をプレイしている最中、レベル10まで行った所で、突然エイリアンたちからのメッセージがスクリーン上に現れる。
"We wish to talk."(話がしたい)
"We surrender! PLEASE!"(降伏する!お願いだ!)
"Do not shoot!"(撃たないでくれ!)
"We want to go home."(私たちは自分の星に帰りたいんだ)

なんだって? エイリアンが話しかけてくる? こんな展開は本には書いてないぞ!


ちょっとSF、ちょっとファンタジー、未知との遭遇? ゲームがテーマだけど、そちらに特化した延々とゲームをする話というわけじゃなくて・・・バランス良く現実世界のこと、ゲームの世界のことが描かれるので読みやすい。現実世界ではWobblerを始めとする主人公ジョニーの友人たち、学校での話、宿題、両親の離婚問題・・・。そしてジョニーは夜、夢をみる形でゲームの中の世界に入り込んでしまう。そこでゲームキャラであるはずのエイリアンたちにも、実はそれぞれ個性があるらしいことなども分かってくる。ただの夢なのか、それとも・・・?
この軽さとバランス感覚の良さがすごく良い。さすがプラチェット、描き方が上手だわ。シリーズの2作目と3作目も買っちゃおうかな。

■ジョニー・マックスウェル シリーズ
1、Only You Can Save Mankind
2、Johnny and the Dead / 『ゴースト・パラダイス』講談社文庫
3、Johnny and the Bomb
 *2、3作目はカーネギー賞候補作になっています。