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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2003年04月24日(木)
水晶のピラミッド(島田荘司)読了

●読了:『水晶のピラミッド』(島田荘司)
<内容>
エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが500年の時空を超えて突然蘇り、空中30メートルの密室で男が溺死を遂げる。アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格推理の名作。

面白かった。キャラ読みではなく、ストーリーの方の意味でね。メインの事件はアメリカが舞台のローカルな事件だけど、背景に古代エジプト、タイタニック号の船上、現代日本と色々な事物が絡む構成。
古代エジプトのファラオの王子と田舎娘の恋物語はよかったな。読み終わってみれば事件とのかかわりは薄かったように思うけど、別の話として面白かったし、物語全体の厚みになっているのでOK。島田荘司はこう言う話を描く人なのか、と読みながら思った。
それから、松崎レオナってキャラが強烈だった。すっさまじい嫌らしさと、微妙な愛らしさがなんとも言えない。なんだか、自分の嫌な部分を凝縮したみたいだ。石岡君と御手洗にしても、鬱の真っ只中とかいって、もうこの情緒不安定さ、不健康さがなんともいえない。(^^; この本には(有栖川作品と違って)人間的な魅力がたっぷりの人、というのが居ない。みーんな問題のある人たちで、私から見てどっちかというと「気持ち悪い」「近づきたくない」「嫌」な人が多い。露悪的というのかな・・・。この本の場合は、だからストーリーに集中できたのかもしれない。

●読書中:The Changeling Sea(Patricia A. McKillip)
イルスの竪琴】の作者マキリップの未翻訳本。濃ゆいハイファンタジーが得意な作家だけれど、これはライトノベル、明るいジュブナイルらしい。全部で137ページで、厚さ1センチもない中編だけど、マキリップだから面白いかなと期待している。冒頭は、海辺の小さな漁村から始まる。魔女、人魚、海の底の都市、そんな感じに展開していくらしい?さて、一気に読むぞ〜。

▲メモ(レストラン)
・Tambourine(タンバリン)@江古田 500円のオムライス。
・大黒屋@浅草 天丼。
アジアン・キッチン 揚げバナナのカプサイシンアイス添え。