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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2003年03月16日(日)
バレエ『白鳥の湖』(AMP)

●観た:バレエ『白鳥の湖』(アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ)
DVD観ました。うわぁ、スゴイ!色々な意味で、ものすごい。うわぁん、やっぱり生で見たかったよー!!『白鳥の湖』がこんなに露骨に「女性向」で良いの!?もう楽しすぎ!私はバレエもとことん派手好きなもので、動きが少なくて地味な『白鳥』はあまり好きな演目じゃないんだけど。振り付けひとつであんな表現ができるなんてビックリ。音楽は同じなのに!男の白鳥が綺麗で違和感がない〜!鳥っぽい!!白鳥だ〜!って感じ。クラシックバレエでは普通、男性は女性の添え物&補助なので「じーっとみつめる」ということはないのだけど、これは白鳥と王子をじーっと見っぱなし(笑)「じーっとみつめられたい」男性ダンサーが出てきたことが、この演出に繋がったように思った。

夜の湖のシーンが、もう楽しくて楽しくて楽しくて・・・エンドレス(笑)公園で踊る白鳥の群れと、デュエットが・・・。普通クラシックバレエだと、群舞の中で重要人物を浮かび上がらせるのに、その人だけ振り付けを変えたり、スポットライトを当てる。でもこれはそうではなくて、舞台上の人物の中で王子だけ下手に踊ることで目立たせているようだった。彼ひとりだけリズムに乗っていなかったり、ステップや足の向きが変だったりで、つまり場に合っていない「異邦人」。おどおどしてて、情けないマザコンのダメダメ王子ってわけ。その王子が、白鳥と一緒の時だけは踊りが上手で息ピッタリ、違和感もまったくなしという図・・・。白鳥=王子と解釈すると、あれは自分の空想の中でしか自然に振舞えなかった、ってことなんだろうけど。
第2幕の舞踏会の場面、「白鳥」がちゃんとブラックな性格になってたのも受けた。ひとつだけ個人的にちょっとガッカリしたのは、私の大好きな、例の黒鳥の32回転(が普通ある所)が群舞だったこと。あそこは白鳥がソロで踊り狂ってて欲しかったなー。ま、全体からみればどうでもいい事だが。それから最後のベッドの上の窓(?)のアレ!あのショット!あれですよ、あれ!もうどうしよ〜。夢の中まで追いかけて来そう!叫んでいいですかっ。

昨日のボリショイと比べて強く思ったのは、表現が分かりやすいってこと。さすがモダンバレエ!? 舞台が現代に置き換えられているせいもあるけど、それ以上に感情の表現、動作、設定、人物造型が非常に大げさで露骨。例えば死ぬシーンは、普通クラシックバレエだと真ん中で倒れている周りを、残された人が取り巻くように悲しみの踊り、という風になるはず。それが、これは体に取りすがって、揺さぶって大泣きする(でも声なし)という。
最後のアレもそう。『白鳥の湖』はもともとああいう話で、最後は「湖に身を投げ、永遠の世界で結ばれる(つまり昇天して終わり)」なのだけど、このAMPの舞台はそれが本当に一目瞭然。ああ面白かった。今度は、夜中にこっそり1人でみようかしら(笑)

●読了:Secret Garden(Frances Hodgson Burnett)
面白かったけど、今日はアダム・クーパーの白鳥にぶっ飛ばされてしまったので、明日落ち着いてから改めて(^^;