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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2002年09月11日(水)
別世界物語(1)読了

●読了:『沈黙の惑星を離れて:マラカンドラ火星編 別世界物語(1)』(C.S. ルイス)
Out of the Silent Planet:Malacandraの新訳。
内容はおもしろかった。面白かったけど、訳がちょっと。
主人公がマラカンドラの言葉で話す部分が、ぜんぶ直訳でカクカクになっていてウザい。習ったばかりの覚束ない言葉だからとか、それなりに理由があったとしても、訳者は読み手のことを何も考えてないんじゃないかと思った。「私は○○だと思います」「私は○○します」「あなたの世界の人は○○が××なのですか?」「彼は○○を望んでいるのです」なんて文章を何十ページにも渡って延々と読まされる身になれってんだ。しかも、その内容が禅問答(宗教問答)と哲学なんだから!原文がそうなっているのだとしたって、もうちょっと何とかしようがあったんじゃない?
あれ、困ったな、誉め言葉が出てこないぞ。面白かったんだけどねぇ。待ってよ、これからちゃんと書きます。多分別ページに?

●読書中:Archer's Goon(Diana Wynne Jones)
今、1/3くらい。面白い・・・(* ̄ー ̄)ニヤ DWJ本で久しぶりに大好きになるかもしれない。もうすぐ出ると話題のあれ、『ダークホルムの闇の君』はハマれなかったし。 ≫DWJ読了本リストはこちら。

12、3才の少年ハワードが主人公。ハワードが学校から家に帰ると、台所に「アーチャーのグーン」がいた。ハワードの父親クウェンティンは作家で、グーンは「約束の2000文字」の期限が過ぎているぞ、と原稿をもらいに来たらしい・・・という所から始まって、3ヶ月おきに締め切りがやって来るというクウェンティンの原稿の使い道の謎(雑誌に載せるとか本にするという用途ではないらしい)、ハワードたちの住む町の秘密(7人の誇大妄想狂の魔法使いが牛耳っている、とPBの裏表紙には書いてある)が徐々に明らかになっていく。
グーンがスゴイ。バカでっかい足に比べると極端に小さい顔を持った不恰好な巨人で、ガソリンとくさった卵のような匂いの息を撒き散らし、大きなナイフを手に持ってるのだって。そんなのが台所に居るわけ・・・。強烈な女の子もちゃんと居る!ハワードの8歳の妹で、なんと通称がAwful(恐ろしい、ひどいの意)!