麩宇野呟秘密日記
透乎



 あの日とあの人

よく考える。考えるけれど、きまって答えは同じだ。
情であって、恋ではない。
そう答えが出る。

こうまで思い出して楽しいという気持ちは、言ってしまえば恋をしているのだろうか。
でも、違う気がする。
でも、わたしはとてもとても鈍いから、自分自身も気が付いてないだけかもしれない。
よくわからないけれど。
過去に、そういう事があったな。
まわりの皆は知っているくせに、当の本人だけが知らないの。
知ったときには、既にとき遅し。どうしようもないくらいの思いをかかえて、潰れそうになっていて、人前でも泣いた。

あの気持ちが恋というのなら、これは違うだろう。
楽しくても嬉しくても、違うのだろう。
これは情であるのだと。
それでもきっと、特別な人ができたら、わたしは泣くのだろうか。

2005年07月24日(日)
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