恋愛体質(第一回) - 2002年08月14日(水) 僕が思うに、恋愛とは、誰にでもできるものとはいえない。 「恋愛体質」というものがあって、それがあるひとは恋愛が容易にできるし、それがないひとはなかなか恋愛ができない、そういうものだと思っている。 恋愛体質とは、ひとことでいえば 「自己陶酔能力」、 裏返しのいい方をすれば 「自己対象化能力の欠如」、 こういうことになるだろうか。 つまり、相手とキスをしているときに、 「今、自分はどんな顔をしているんだろうか。下手すると、えらくみっともない表情をしているんじゃないだろうか」 などと考えてしまうひとは、恋愛に向いていないし、 相手がどんな凡庸なご面相の相手でも、交際をしている間は理想のハンサム(美女)に見えてしまうひとは、恋愛向きであるといえる。 で、この「恋愛体質」というのは、その人間の美醜と関係がない。 過去の女流作家で「恋多き女」とよばれたひとが何人もいるが、彼女たちは、必ずしも美女とはいいがたかったりする。 むしろ平均以下のブ●であっても、恋愛体質、つまり恋をしている自分にすぐ陶酔できるという体質ゆえに、多くの男性との恋愛関係を持っていたりする。 女優さんでも、オールドミス役、老婆役の多いK・Kさんがいい例だと思う。 いわゆる「美女役」はまったくこない彼女の、私生活上の夫は、ひとり目のK・Sさん(俳優・故人)、ふたり目のU・Yさん(歌手)ともに、なかなか精悍な面構えの「いいオトコ」だったりする。 見た目じゃないんである。 むろん、多くの恋愛が、相手の容姿にひきつけられることからスタートする以上、 「美女であってしかも恋愛体質の女性」 が「最強」に決まっているのだが、 現実的にはそういうケースはごくまれで、「そこそこ」くらいの容姿の女性に、そういう体質の強いひとが多いように思うのである。 で、実際多くの男性が恋におちるのも、「とびきりの美女だが恋愛体質でない女性」よりは、圧倒的にこの「とびきりの美女ではないが恋愛体質の強い女性」なのだと思われる。 もしあなたが 「私は恋愛のチャンスがまるでない」 とお悩みであるのならば、一度、 「私は果たして恋愛体質なのか、どうか」 と考えてみたほうがいい。 次回ではそのセルフ・チェック法をお教えしよう。 今回は奥の深いテーマなので、かなり続きそうだぞ(笑)。 ...
|
|