←1クリックしてね。朝、娘・R(4才)が起きた途端に
「パパ、みててねー」
布団の上に頭と両手を付いて転がろうとする。でんぐり返しをやろうとしているのである。今まで何度も練習したけれども出来なかったでんぐり返し。
「もしかして、出来るようになったのか?」
「うん。ようちえんで出来たんだよ」
早速僕にお披露目してくれようとは、可愛いではないか。
「えい、えい」
「がんばれ」
Rは一生懸命前に転がろうとする。
「うんしょ、うんしょ」
「もう少しだッ」
しばらく手に汗握って見守っていたが、
「で、出来ない〜。うわあああん!」
数分間格闘した後、結局出来ず泣き出してしまった。そんな朝イチで泣かなくても。
「調子悪かったんだよ。またチャレンジすればいいさ」
「朝起きたばっかりだから体が動かないのよ。昼間か夜やりなさい」
なんだか僕と嫁ふたりがかりでRをフォローするハメに。その甲斐があったかどうか分からないが、健気にも立ち直ったRはその夜再びチャレンジして見事なでんぐり返しを見せてくれた。
「R、頑張ったなあ」
と褒め称えると
「パパもやって」
僕にもやれと言う。お安い御用だおりゃーとでんぐり返ってみると
「う…」
もの凄く気持ちが悪くなってしまった。よっこいしょういちっと1回転しかしてないのに、
「ういやつじゃ」
「あれー」
悪代官ごっこで帯を引っ張られてグルグル回された時のような目眩と吐き気が。もしくはバットグルグルをした時のような。もしくは安藤美姫のトリプルアクセルのモノマネを10回連続ぐらい(もういい)
昔はダンゴムシみたいにゴロゴロ転がっていたのに、何かの病気なのだろうか。それともこれが老いということなのか。
もう僕はでんぐり返しが出来る体ではないことに愕然とした。そうなるとあとはまんぐり返しぐらいしか残されてないではないか。
「パパ、もっかいやるからみててねー」
いくらでも転がれるRの若さが羨ましい。
「パパ、みててってばー!」
「いや、ちょっとね、パパね、気持ち悪くてね…脂汗が…」
鶴の恩返しは見ていると怒られるが
娘のでんぐり返しは見ないと怒られるようだ。
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