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■栃木乙女ロード
2008年05月05日(月)
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昨日高尾で今日栃木。僕の故郷に帰っている。

佐野ラーメンをたらふく食った後、近くの公園で娘・R(4才)と息子・タク(2才)を遊ばせた。

R
野の草が一面に生い茂る中で、腕飾りと冠を作ってRの乙女度アップ。

この公園は人工の川が流れており、暑いこともあって既に何人もの子供が水に入っていた。中には素っ裸の子も。タクが指差して

「あっ!ちんちん!」

「お前にもついてるだろ!」

その子達に誘われるようにRとタクも水の中にじゃぶじゃぶ。カエルのように跳ね回るタクとは対照的に、Rは川のそばの草っ原にバケツで水をかけていた。

「それは何をしているのかな?」

と聞くと

R
「草に水をあげてるの。お花がいっぱい咲きますようにって」

これまた乙女度アップのことを言うではないか。僕もつられて乙女な心境になり、四つ葉のクローバーでも探すか、という気になった。しかし地べたに四つん這いになって探していたところに嫁がやって来て

「何その四つん這い。なんかカンチョーを待ってる人みたいだよ」

まったく趣のないひとことを放った為乙女モード終了。乙女の天敵はオバサンだということを忘れていた。更にイヤなことには僕の真似をして嫁も四つ葉のクローバーを探し始め、

「あら、もう見つけちゃったわ。あなたより早く。おーほっほっほ。おーっほっほ」

公園脇の県道を爆走する暴走族(都会では絶滅した古き時代の暴走族が栃木では未だ存在する)の音を打ち消す程のでかい声で大笑いするんである。

「私のほうが後から探したのに先に見つけたわ。おーほっほ、おーっほっほ…」

「黙らっしゃい!」

どすっ。

「ぎゃあああああ!」

むかついたのでカンチョーしといた。

「でもね私ね、昔から四つ葉のクローバー探すの得意だったのよ」

という嫁。そのわりには幸薄そうで生活疲れした売れない演歌歌手みたいな顔をしている…と感じるのは僕だけであろうか。苦労をかけているという負い目があってそう映るのかもしれない。いつもすまないねェ。

苦労婆。なんつって。

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