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■くちびるネットワーク
2008年04月21日(月)
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日曜日なので一家総出でパーッと…

近所の公園でボソボソと遊ぶ僕らである。

それでも娘・R(4才)と息子・タク(2才)のテンションは最高潮。

「パパー!マラソン大会しよう!」

Rとタクにひたすら公園の周りを走るだけ、というマラソン大会に強制参加させられた。永久機関を搭載したチョロQのようにいつまでも走り続ける子供達に僕はもうまいっちんぐ。こういう体力勝負の遊びに限って誘われるのは親父であり、男親は損である。マラ損。なんつって。

ただ走るだけなのはつまらない。どうせなら走るのを妨害する役を決めて、聖火リレーごっこを(危ないので自粛)

Rもタクも絶好調で、お昼の時間を過ぎても遊ぶのをやめる気配がない。僕は体力的にぐったりしていたが、

「わたし、お腹空いちゃったよ…」

嫁は空腹でぐったりしていた。よく見ると顔色が悪い。

「唇が藤木並みに紫色だぞ。大丈夫か?」

永沢君になった気分である(ナレーション:キートン山田)

「とにかくお腹が減って…」

「空腹だけでそんな顔色悪くなるのか?」

空腹どころか貧血などの別の理由ではないのだろうか。唇の色が悪くなる症状…色々考えてみたけれども、唇というと小陰○とか大陰○ぐらいしか思いつかないので下手な考え休むに似たり。

ともかく嫁がアイムハングリーと言っているので、ハングリーがアングリーになる前にとっとと飯を食うべきだと判断した。どうせこのまま長引かせてもタクが眠くなってしまう時間である。

「君達、そろそろお昼ご飯食べに行くよ!」

子供達に有無を言わさず遊びを終わらせ、飯屋に向かった。急いでいたが、途中の商店街を歩いていると、催し物を知らせるアナウンスが流れており

「○○において、長州力の物産展を開催致しております」

なんてことを言っていたので思わず足が止まった。長州力の何を展示するというのだ?試合用のパンツとか?アームカバーとか?小力とか?そんなもので客が来るというのだろうか…と暫く悩んでいたが、よく聞いたら

「長州・萩の物産展」

だった。つまらぬことに足を止めてしまった。嫁の唇の色がますますパープルに。ようやく飯屋に入ってご飯を食べると、案の定タクは寝てしまった。力の限り遊び、腹一杯食べ、眠りたくなったら速攻眠る。人生で一番気楽な時なのかもしれない。

「どう?唇の色、戻った?」

一息ついた嫁が言うので、そういえばと思い見直してみると

「あ…もう紫じゃない」

本当に唇の色が元に戻っていた。カラータイマー並に単純なヤツだ。今後嫁の空きっ腹具合を見るには唇の色で判断すればよい、ということが分かった。これも一種の読唇術なのだろうか。

既婚者なのに読唇…。

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