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■お前を雛人形にしてやろうか
2008年02月28日(木)
明かりをつけましょ爆弾にぃー。ドカンと一発はげあたまー。

娘・R(4才)と息子・タク(2才)が雛壇に向かって座り、何やらもそもそ話をしていた。

「すてきでしょ?」

と雛人形を指差すRと

「やだ、こわあい」

と怯えるタク。

「あいすくりーむが食べられますように」

何故か雛壇に手を合わせているRと

「ぱぱ、おばけがいっぱいいるー。やっつけてー」

雛人形達をショッカーのように見るタク。仲良さそうに遊んでる風に見えたがふたりの会話は全然噛み合ってなかった。

タクの気持ちも良く分かる。実は僕も雛人形というか日本人形は苦手で怖い。おそらく寝起きに枕元に雛人形があったら多分泣く。泣いて栃木の実家に帰る。そして僕が子供の頃からある実家のフランス人形のスカートをめくって心を落ち着かせるだろう。

しかしRはやはり女の子。

「おひめさま、すてきねー」(「お姫様」と「お雛様」を混同している)

とウットリしながら雛人形をゴソゴソといじくっていた。何をしているのだろうか…と覗いてみると

三人官女
「うわははははは!」

三人官女のひとりがカレーを持たされていた。

「これ、Rちゃんがやったのか?」

「うん。かれーやさん」

袴姿でカレーを運んできたらそれこそインド人もビックリだろう。思わず10秒ほど大爆笑してしまった…。怖い雛人形もこのようにすれば親しみが湧くというものなのかもしれない。

僕も五人囃子に何かを持たせて…おおそうじゃ、囃子だから楽器が良かろう。5人でバンド編成。派手なギターのおもちゃでも持たせればハードロックバンドの出来上がりである。そして僕が中学生の頃大流行りしていたあのロックナンバーを歌うのだ。

うおーお。りーびんおんなぷれいやー♪

バンド名は勿論

「あかりをつけましょ、ボンジョヴィに」

である。

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