嫁の声がブルースの女王になっていた。
「声が出なくなった…喉をやられた…」
「また風邪か」
先月末、家族全員風邪でぶっ倒れて以来、娘・R(4才)と息子・タク(2才)はもうピンピンしている。僕は未だ鼻水と咳を引きずっているがそれ以外の症状はない。
「私、もともと気管支が弱いからいつも喉からやられるのよね…」
しゃがれ声の嫁と可憐な寝顔のRを見比べると、魔女と白雪姫のようである。これから食べようとしているゴハンにも毒が入っていたりして。
「みんなが治ったところでまたお前が風邪を引くとはな」
「あなたが伝染したのよ!」
「なにー!」
いきなり僕のせいにさせられたので憤慨した。
「こないだ…ほら…たから」
嫁がかすかに恥らいながら言った。こないだ契りを交わした時のことを言ったのだろう。いやだわ嫁ったら。
「でもあれだけで伝染るかい?」
確かに嫁の身ぐるみ剥がして蹂躙したけれども、僕もその後嫁がコーラ飲みたいとか言うものだから夜の寒い中買出しに行かされたのである。それでも僕は鼻水と咳が出るとはいえピンピンしている。僕に伝染されたというのであれば、僕もそれなりに風邪の症状がなくてはならぬ。
「あなたが伝染したの!」
それでも嫁は僕のせいだと言って憚らない。僕は無実だ。冤罪である。援交ではない。
「でも僕そんな声しゃがれないし」
「私は風邪になると喉がこうなるの!」
僕がどう言おうが疑いは晴れなかった。
「いやでもさあ…」
「あなたが菌をつけたの!」
僕がつけたのはたま菌だけであるのに…。
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