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■墓のない人生ははかない
2007年11月26日(月)
父の墓参りに行く。

お墓がある寺に着くと境内は礼服を着た人達で溢れていた。駐車場にも「○○グランドホテル」と書かれたでかいバス2台と自家用車が何台も。

「すごい法事だね。こんなにたくさん集まるなんでどんな一族なんだ」

と話していたら

「あ、お嫁さんがいる!」

嫁が言う方向を見ると確かに白無垢姿の花嫁さんがお坊さん達に取り囲まれているという一風珍しい光景があった。

「あ、そうだ。ここのお嫁さんだよ。婿取りしたんだよこの寺」

と母が言った。なるほど仏前結婚式か。派手な袈裟を着ているお坊さん達は新郎&坊主フレンズなのだろうか。珍しいものを見た。

賑わっている境内を横目に見ながら僕らは裏手の墓地へ。

「さ、君達もおじいちゃんに挨拶しなさい」

娘・R(4才)と息子・タク(2才)に手を合わせるように言うと、ふたりは揃ってニヤリと笑い

「おしりかじり虫に会わせてください!」

墓前に深々と頭を下げた。

おしりかじり虫おしりかじり虫
おしりかじり虫〜♪

昨日の日記と同じではないか。しかも昨日はタクだけだったのに、いつの間にかRも口裏合わせて…。Rとタクは隣のお墓にも

「おしりかじり虫に会わせてください!」

とお辞儀し、このままでは向こう三軒両隣の墓まで行きそうな勢いだったので慌てて止めた。こんな孫達の姿を見て父はどう思っているだろうか。素直に喜んでくれているだろうか。それとも「俺の血だ」と苦笑いしているであろうか。

墓参りを終え、境内まで戻って来ると先程の仏前結婚式の一団の姿は既になかった。

「あれ、もういなくなっちゃった」

「ホテルで披露宴やるんじゃないの」

お坊さん達の披露宴ってどういうことをするのだろう…と

「坊さん有志一同で『僕らで般若心経読みまーす』とかやるのかね」

と言ったら

「なんで合コンのノリなのよ」

嫁にバカにされた。子供達はおしりかじり虫に夢中だが、ひょっとしててんとう虫のサンバやるかもしれないじゃないか。

あなたとわたしが涅槃の国。森の小さなテンプルで結婚式をあげました。
照れてるあなたに坊主達が 読経せよと囃したて、そっとあなたはくれました。
青 黒 紫の 袈裟をつけた、真言坊主がしゃしゃり出て
マントラに合わせて踊りだす

花嫁さんとお坊さんと礼服の一団がいなくなった寺の境内はすっかり静寂を取り戻していた。

お寺だけに、がらん堂。なんつって。

問題:僕が父の墓前に必ず供えていくものは何でしょう?

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