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■姉は辛抱。弟は赤ん坊。
2005年10月14日(金)
息子・タク(生後11日)が生まれるまでは僕と嫁の愛を独り占め
していた娘・R(2才)だが、嫁はタクの世話に重点を置かざるを
得ないため、Rの黄金の一人っ子時代は終わりを告げた。

ここで僕もタクをべったり愛でてしまうとRが嫉妬したり悲しむ
ことになるので、家にいる間は出来るだけRをかまうことにして
いる…ということは一昨日の日記にも書いた。

しかし嫁が手を離せない時(うんこ中など)にタクがホゲホゲ
泣くこともあるし、そういう時は勿論Rの目の前でもタクを抱いて
あやす。Rはその様子を見て嫉妬してヘソを曲げたりすることはなく、

「だっこー。だっこー」

自分もタクを抱きたいと言ってくるのだ。Rには重たすぎるし
タクはまだ首が座ってないし、当然Rには無理なのだけれども
僕が支えてRに抱かせてやるようにする。するとRは

photo

「えへへー」

自分の弟を心底可愛いと思っているのだろう、とびきりの笑顔を
見せるのである(写真ではちょっと緊張している)そんな姿を
見て僕は

「なんて良く出来た娘なんだろう。嫁に出すのは惜しい」

親馬鹿なので通常の3倍の感動をしてしまうのである。嫁も同様に

「この子は表立って嫉妬とかの感情を出さないタイプだから平常に
 見えるけど、本当は無理してると思うのよね」

と心配していた。

「感情を内に秘めてしまうタイプだよな、Rは」

「今日もね、お風呂に入る時、Rは本当はワタシかあなたと一緒に
 入りたいんだろうけど、お母さん(嫁母が手伝いに来てくれて
 いるのである)に入れてもらったのよ。そしたら泣きそうに
 なるのを堪えて涙浮かべて入っててさあ…」

「なんて健気な子なんだ!(通常の4倍の感動)」

「タクにもね、ままごとのジュースをあげたりして可愛がってるの」

「なんていい子なんだ!(ハンカチ5枚じゃ足りない感動)」

そんな話を聞いて僕はますますRをいとおしくなり、今は寝ている
Rの唇にそっと口づけをした。

「あっ!起きてる時は拒否されるもんだから唇を盗んだわね!」

「う、うるさいっ!」

僕も感情を内に秘めるタイプなのである。言わばRの性格は僕譲り。
だから僕もRもなかなか表立って感情を表現出来ないのである。
だからRへの愛をこうした形でそっと伝えるのだ。

嫁が寝た後に、嫁にも同様に愛を伝えた。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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