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■お父さんは健忘症。
2005年07月10日(日)
娘・R(1才半)が絵本を読まなくなったように思う。

これまでだと、Rが本箱から読みたい絵本を持って来て

「あ!あ!」

と僕の手を引っ張り、いつも読む定位置の床にちょこんと
座り、その隣をポンポンと叩く。僕に「まあここに座れ」
という殊勝なジェスチャー。そういうやりとりがあって

「むかしむかし、おじいさんは山へオヤジ狩りに出かけました。
 オヤジはお前だー!と逆に狩られました」

と僕が絵本を読んでいたのだが、最近全然お誘いがかからぬ。

「新しい本も買ってないしな。飽きちゃったのかな」

「どうだろう」

「今日、本屋に行って買ってやろう」

「ふーん」

「Rー今日絵本買ってあげるよー」

嫁と話し合ってそういうことになった。

嫁とRはお遊戯教室に行き、終わった頃を見計らって僕が
迎えに行き合流。それからプリンセス天功似のおばさんが
いる喫茶店で飯を食った。

店から出た後、すぐ隣に本屋があったので嫁が

「本買うんじゃなかったの?」

と僕に言った。

「はて…何かあったっけ…」

僕、本屋を豪快にスルー。朝言ったことを本気で度忘れしていた。
今頃気付いてこうして記している次第。嫁ももうちょっと突っ込んで
くれればいいのに。まあ突っ込むのは僕の役目ではあるけどウシャシャ。
(ここ2週間ほど突っ込んでないが)

「ちゃーちゃーん!」

Rが僕を呼ぶ。それが僕を非難しているように聞こえた。

R、ごめんね。お父さん嘘ついたわけじゃないんだ。ただ、忘れやすい
だけなのさ。モノマネしてあげるから許して欲しい。

「ボク、ドラ絵本ー!」

無視された。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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