些細なことで夫婦の仲が冷え、嫁と一週間口聞いてない。
せっかくの休日なのにそんなドメスティックサイレンスの中、
家族愛の触れ合いを求むるとすれば娘・R(1才)と戯れるしかない。
…と思ったら嫁に先手を打たれ、午前中早々とRを連れて
どこかに行ってしまった。当然「どこどこへ行く」などという
断りもなく、僕を完全黙殺する構えのようである。
シカト?シカトですか?じゃあワタシはアナタがそうやって
シカトする様をシカト見守ることにします…Yeah!
あ…ウソウソ!気ぃ悪くした?あっ、でもそんな黒くないよね…
嫁の乳頭って。黒じゃないよね…うん。
僕はなす術もなくペリーの物真似をひとりやっていた。どうせ
昼頃には帰ってくるだろう…と侮っていたが2時になっても3時に
なっても帰って来ない。当然僕の昼飯もなし。知ったことかという
構えのようである。尤もこんなギスギスした状況では食欲なんてない。
しかし昼飯どころかもう2度と帰って来なかったりして…という嫌な
予感が頭の中を駆け巡り、家の中でジメジメと待つのみでは精神衛生上
よろしくない。嫁が僕にお構い無しの休日の過ごし方をするのであれば
僕もそうすればよい。
久しぶりに嫁からもRからも開放された(見放された)休日である。
思いっきりデカダンスな休日の過ごし方をしてやる、と家を飛び出し、
プリンセス天功似のおばさんウェイトレスのいる近所の喫茶店で
ビールをかっ食らっていたら夕方になってしまった。
家に戻ってみると、嫁とRは何事もなかったかのように帰っていた。
僕は酒臭さとあやしい足取りを悟られないようにコソコソとしなければ
ならなかたのであった。
デカダンスな休日ではなく
バカダンナの休日になってしまった。
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