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■バリバリバーバリー伝説。
2005年06月07日(火)
嫁が欲しがっていたバーバリーの帽子を求めて池袋
西武百貨店に行った。

ブランドもんなぞ買うのは久しぶりなので、広い店内での
立ち回り方に戸惑いしばし途方に暮れる。

嫁と「あっちだ」「いや、こっちだ」と娘・R(1才半)が
乗るベビーカーを転がしながら、ようやく4階のショップに
辿り着いた。

ディスプレイされてある帽子を手に取ると、値札に

「18,900円」

と書いてあったので軽く意識が三途の川まで飛びそうになった。
帽子ごときで18,900円?慣れない所に来るものではない。
庶民がセレブーの世界に片足を突っ込んでもハナヂブーになるのが
関の山である。

同じ帽子にこの金額を出すのなら、反対側の西口の風俗店、
「めちゃ×2ヌけてるーん」でゴムの帽子を所望したほうが良い。

一方で嫁は僕とは別の意味で顔を曇らせていた。

「あれ?ちょっと私が求めていたのとは違う…」

どうやら嫁の目当ての帽子とは若干デザインが違うようで、
店の人を捕まえて問い合わせてみると、

「ブルーレーベルというバーバリーの若い人向けブランドが
 2階にあるんですが、そこにあるかもしれません。」

スーツ姿のツンツンした女店員が教えてくれた。若者向け?
へえーそんなのがあるんですか、などと素っ頓狂に答えていた
僕らは、きっと彼女には

「ぶるーれーべるっつぅブラントがあんだべしった。
 知らねかったよはー。」

ついさっき栃木から上京してきたような、垢抜けない貧乏人に
映っていたに違いない。恥ずかしい限りである。かつてはハマの
ブランド小僧と言われた僕だったのに…。

言われるがままに2階に降りて行くとなるほど、4階のアダルツな
雰囲気とは違い、ギャルっぽい品揃えのショップが現れた。
店員も乳が見えそうで見せない、見せる気がないならちゃんと
しまっとけ、なんだそのだらしない襟元は、と怒りたくなるような
ルーズなキャミソール姿。

そこで嫁はお目当ての帽子を見つけた。値段も若者向けであった。
ひょっとしたら4階で客をビビらせといて、2階で安心させた隙に
買わせる連係プレイなのでは…などと穿ってみたが、嫁は嬉しそうに
していたので迷うことなく買った。

「R、君にも買ってやろうか?」

ベビーカーでおとなしく良い子にしているRにも帽子をポンと
被せてみた。Rにはブカブカだった帽子が目の下まで覆ってしまい

「フギャアアー!」

「何してんのよあなたああ!」

Rには泣かれ、嫁には怒られてしまった。Rにはまだブランド物は
早過ぎたか。ブランド物なんて無駄無駄無駄無駄ー!

ディオ・ブランドー(このオチ分かる人何人いるだろう)
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エンピツ投票。こっちもヨロシク。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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