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■公園や 砂場の真砂は尽きるとも 世にエロ親父の種は尽きまじ。
2005年05月24日(火)
あまり娘・R(1才)と遊んでやれないので、
公園の砂場に遊びに行った。

Rは砂場デビューしてからまだ間もない。他に砂場で
活発に遊んでいるRより大きな子達と比べ、まだ慣れて
ないようで、砂をすくってはバケツにザーと流し、
すくっては流し、と延々地味ぃに遊んでいた。

ちょっとオドオドした感じだろうか。この僕も、他の
親たちがみんな母親であり、父親は僕だけでちょっと
オドオド。しかも皆若くて美人なのでちょっとウヘウへ。

さて、砂場の子供達は各々スコップやらバケツやら
色々なおもちゃを持って来ているが、自分のだけでなく、
使われていない他の子のおもちゃもサッと取って遊んだり
していることが多く、後で母親が

「コレお借りしてました」

と返しに来るというわりとリベラルな貸し借り関係が
出来ていた。僕はなるほど、そういうルールなのかと
他の親たちを見て学んだのであった。しかしRは違った。
おりしもその時、

「これ貸してくれよーこれ貸してくれよーねえねえ
 これ貸してくれよー」

怪獣モットクレロンの如く、砂場の子供達におねだり
しまくる男の子が現れた。彼はRの元にも来て、ボールを
持って行こうとしたのだが

「あにゃにゃにゃにゃーーー!」

Rは猛抗議をし、モットクレロン男児を退けてしまった。
使ってないなら貸してやってもよいのに。Rは他の子の
おもちゃを欲しがらない代わりに、自分の持ち物は
絶対貸さないことが分かった。

「お前のものはお前のもの。俺のものは俺のもの」

至極真っ当なジャイアニズムであるが、もうちょっと
他の子と遊ぶようになれば融通が利くと思う。

そんな事を考えながら、自前の嫁とは違う、うら若くも
美しきお母様方に目を奪われていると

「ぼすっ」

と、嫌な感じの音が聞こえた。Rが転んでいた。

「お、Rよ。砂を掴んで立ち上がれ」

Rは砂にまみれた手を広げ、はたいて砂を払おうと
するのだがなかなかうまくいかない。

はたけどはたけど 我が娘手がザリザリ じっと手を見る

やがてRはひえーんと泣き出し、僕は必死であやさなければ
ならなかったのであった。

東京の近所の公園の白砂で 我泣き濡れたRと戯る

石川唐変木。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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