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■苦しくったってー悲しくったってー♪ネットの中では平気なのー♪
2005年03月17日(木)
妊娠11週目に入った嫁の具合が悪いので午前中仕事を休んだ。

嫁は寝てて指示してくれるだけでいい、その通り僕がやるから…
と言いたかったものの、普段ろくに家事をしてないことが祟り、

「パンを焼いておいて」

と言われたのでフライパンで焼こうとしたら

「オーブンで焼くのよ!」

初っ端から嫁を激怒させ、ぶち切れて鬼女と化した嫁が
結局自分で動いてしまうという不手際さを露呈してしまった。

何をどこにどうやってどうしろ、という完璧な指示がないと
動けない程レベルが低い僕が悪いのだが、元々嫁はテニヲハに
欠ける物の言い方が多い上、イライラしてくると僕に飛ばす言葉も
更にぞんざいになり、ますます僕は何をしたらいいのか分からなく
なるという悪循環を生み出した。

いくら僕でも独身時代はひとりで家事をやっていた。料理はしないが。
しかしこの家では嫁が法律。僕の自己流でやってはこれまた嫁の逆鱗に
触れるのである。どうせ触れるのなら逆鱗ではなくおっぱいの方が良い。
だからひとつひとつ嫁に手順を確認するのだけれども

「あなた、そうじゃないって!」

「ちゃんと言ってくれないと分からんだろう」

ツーと言えばカーと応えるおしどり夫婦の理想像とは
程遠く、大変見苦しいあげあしとり夫婦以外の何者でもなかった。

嫁にはバカボンのパパよりも使えないおやじとして映ったことで
あろう。急遽栃木から手伝いに来てくれた母がいなければ、救い
ようのない有様になっていたに違いない。

「この人、家事や育児の苦労知らないから」

嫁が僕の母に吐き捨てるように言っていた。

苦労…会社の仕事も決してうまくいっておらず苦汁を舐めて
いるのにこの言葉はきつかった。どうせ舐めるなら苦汁より
おっぱいの方が良い。しかしそれを言っても逃げ口上にしか
ならない。だから言わなかった。

でも、涙が出ちゃう。だって、おやじなんだもん。
だからここにだけは記す。

がんばれ嫁。僕もダメ夫ながら努力しなければ。

さしあたって何をするべきか。安産の大願成就を祈願して
お参りをしようか。いや違う。そんな他力本願でハルクホーガンで
僕の睾丸な陳腐な心がけでどうする。家事手伝えよ。

家事は嫁の仕事…と非協力的だったが今度こそ本腰を入れて
努力しなければならない。そしてなおかつ大願成就を祈る。

昔の人は言いました。

大願の家事。


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