仕事中、産婦人科の診断に行っている嫁から
「お腹の子は順調に育ってます」
とのメールが入った。ああ、まだ見ぬ健気な長男もしくは
次女よ…。会える予定は10月。現在3ヶ月目に入ったとのことで、
逆算してみると今年の秘め初めの産物に間違いない。
年末ジャンボは買わなかったが、
年初のチ○ポは大当たりだった。
しかし娘・R(1才)の時は、いつのまぐわいによるものか
特定出来ないぐらい乱射していたのに、それに比べると
寂しい趣がある。現在もこの診断のために2週間以上も
まぐわい禁止令を出されているのであるが…。
夜、会社から帰ってくると嫁の姿がなかった。
暫くして便所の扉がギイイと開いたかと思うと、
そこから出てきたのは…ヒイイ!花子さん!
ではなくて、やつれた嫁。トイレに籠もっていたのだ。
ひと目でつわりがひどいことが分かった。
「順調な結果でよかった。大丈夫か?」
「よかったけど、よくない。またケロケロしちゃった」
「ま、体を大事に…ほれ、休んで…」
嫁の肩をポンと叩いて寝床に誘った。嫁は溜息を付いて
寝返りを打ったが、驚くべき発言をした。
「こんなに気持ち悪くなかったら、解禁後初のエッチを
しようと思ったんだけどなあ…」
なんと、自らを「枯れた」と言って憚らない嫁が、自分から
「イタシタイ…」と言ってくるとは。西からお日様が昇るよりも
稀有なことである。
「何!それは聞き捨てならん!そうとなったら話は別だ!
いざ交わらん!いざそこに直れ、そこに寝れ!」
「気持ち悪いって言ってるでしょー!ダメ!」
だったら最初からその気にさせるようなことを
言わないで欲しかった…。
妊娠してるのに否認するとはこれ如何に。
Rがいるのに育児なし(意気地無し)と言うが如し。
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