娘・R(6ヶ月)との風呂場での格闘ばかりを
書いている気がするが、昨日の日記の通り
僕がRを風呂に入れるとギャンギャン泣かれてしまう。
しかし今日も懲りずにトライするのだ。
こういうのは1週間おきに、とか間を空けてしまうと
いつまでも慣れてくれないのであって、
連続してやることこそ意義があると思ったからである。
昨日と同じようにRを抱いて恐る恐る湯舟にちゃぽーん。
「ふええっ」
やはり昨日と同じように泣き出してしまった。
すると風呂場の扉がギイと開いた。
嫁が顔を半分だけ出してこちらを覗いている。
まるで詮索好きの家政婦のようである。
しかしここは不倫現場でも殺人現場でもない。
「…なんでそんなコッソリ覗いてるのさ」
「私の顔を見ると『お母さん!』って甘えて
余計泣いちゃうかもって思ってさ。
かといって放ってもおけないし…」
なるほど気持ちは分かる。不気味だが…。
そんな嫁の気遣いをよそにRはどんどん
手が付けられないほどに激しく泣いて暴れる。
Rが好きな「高い高い」をしてもダメである。
「もう僕には無理なのかなあ…」
気力が尽きてきて「高い高い」の格好でRを持ち上げたまま
僕自身は肩まで湯舟に沈み込んだ。
げしっ。ぼすっ。
ちょうどRの足の位置が僕の顔の高さになったため
思いっきり顔面に蹴りを入れられた。
もう泣きっ面に足。いや蜂。
「お父さんもう半ベソだよ…」
Rを見上げると、なんと泣き止んで
こちらをキョロンと見下ろしているではないか。
「R、泣き止んだのか!よかったよかっ…ドカボカギャアアアア!」
立て続けに顔面ばかりでなく喉元にまで蹴りを撃ち込まれた。
もうRはすっかりご機嫌でキャアキャアと笑っている。
「嬉しそうだね」
と嫁も笑うがようやく風呂場でRの笑顔が見れた。
蹴りの痛みなぞ吹っ飛ぶわ!
泣きっ面に蜂でも嬉し泣きならいいのさ。
喜んでお風呂に入っていただけるのなら
いくらでもお蹴り下さい。小さな女王様。
この父、いや犬めの汚いツラで宜しければ
どうぞ心行くままに。
でも喉元だけは窒息致しますのでどうぞご勘弁を…。
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