実家から帰ってきた。
娘・Rにとっては初めての長旅であったが
実家の母と弟にも慣れ、特に母などは初孫に
僕以上にメロメロとなっていた。
弟は終始変な顔でウケを取ろうとしていたが
Rには分からなかったようである。
帰りの電車の中でもRはおとなしく
ベビーカーの中でヨダレを垂らして眠っていた。
横を見ると嫁も寝ている。ヨダレを垂らしながら。
こ…このヨダレ母娘め。
ひとり起きていた僕は退屈だったが、
途中から乗ってきた高校生ぐらいの女の子2人の会話が
耳に入ってきた。
「…あ、メールが来た。なんだヨシオからか。
きもいからいらなーい」
何やら高慢な女の子っぽい。憐れなりヨシオ君。
どんな奴かと思ったがこちらに背を向けていて顔が見えない。
あまりジロジロ見ていても僕がロリコンおじさんだということが
ばれてしまうので声のみを聞くしかない。
「…マリコってさー。所詮高校デビューでしょ?
どんなに頑張っても痛いだけだよ」
本当に尊大な態度だなあ…。しかしもう片方の女の子も
聞いてて気分を悪くするどころか高飛車娘に向かって
「サキちゃん(高飛車娘)って小池A子に似てるよね」
と持ち上げる。だが高飛車娘は不満なようで
「えー?小池A子?あれ恐くない?」
と言い出す始末。
「あ、でもサキちゃんのほうが小池A子より可愛いよ」
相方の女の子は慌ててフォローに入って
「ふふ、ありがと」
ようやく満足したようである。
なんでこんなに自信満々なんだろ。
小池A子じゃだめなんかよ!僕だったら喜んで
もらっていくのに。確かに恐いから乳だけだけど。
高飛車娘の顔を見るチャンス。それは電車を降りる時。
そこまで言うのならさぞや美少女なんだろうな、と
降り際にサッと見てみたら…。
…。どこが小池A子じゃあー!
百歩譲って瀬川A子じゃあー!
教訓:
1女が女を指して「○○に似ている」「可愛い」というのはあてにならない。
2うちのRは心の綺麗な女の子に育てよう。
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