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■ド本命クリスマスプレゼント。
2003年12月24日(水)
嫁にクリスマスプレゼントを買おうと思っていたが
10年以上も贈り続けているとネタも無くなるというものである。

「お前、なんか欲しいものある?」

ムードもへったくれもないが、もう考えるのも面倒なので
直接聞いてしまった。そしたら「指輪」と答えが返ってきた。
何で釣った魚にそんな高い餌をあげねばならんのだ。

過去、僕は今まで嫁に3つの指輪を贈っているが
そのうち2つを失くされている。贈り甲斐のない嫁である。

「その、2つ目になくしちゃった指輪がいいの」

嫁は悪びれることなく言う。そーかよそーかよ。
結局、他に贈るネタもないので嫁の希望をを汲むことにした。

ただ、今している3つ目の指輪!
それを失くしたらどうなるか分かってるだろうな!
3度目はないと思え!
だってそれは結婚指輪だからね!
頼みますよまじで!

というわけでクリスマスフィーバーで
ごった返し中の某宝石店へ。
同じデザインのものを見つけ注文し、
とっとと店を出ようとしたら
ネックレスが置かれているディスプレイが目に入った。
嫁の指輪と同じデザインのものである。

『デザインのテーマ:生まれたばかりの生命』

などということが書かれていた。
生まれたばかりといえば、娘・Rではないか。
そういえばRにも初めてのクリスマスプレゼントを
贈ろうと考えていたのである。

このネックレスだったら嫁の指輪とおそろいになるし…
って待て。何を考えているのだ。

赤ちゃんにプラチナ贈るアホがいるかっ。
でも『生まれたての生命』…まさにRのためのフレーズ…
でも値段がン万円…嫁の指輪もン万円…さっき食った牛丼280円…
ああっRの顔が頭に浮かんできた…そんな目で見つめないでくれええ…

様々なものが頭の中を駆け巡った結果、

「プレゼント用の包装でよろしいですか?」

「お願いします」

…Rを溺愛するあまり買ってしまった。
長女は父親にとって最大の恋人である、とは聞いていたが
僕にとっては魔性の女である。ホント、女って恐いなあ…。
女の恐ろしさを改めて知ったクリスマス。

しかし、ただあげるだけではない。
結婚指輪をするのは「売却済み」ということを
周囲に分からせる意味があるのと同様、

Rへのネックレスには「僕が首にくくりつけて離しませんよ」
という思惑を込めて贈るのである。
嫁になんか行かせるものかわはははは。

…食いちぎられたりして。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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