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■嫁:アイロン掛け。娘:ヨダレ掛け。
2003年10月08日(水)
嫁が部屋でアイロンがけをしていた。
その後ろに寝っ転がっている娘・Rが
ふがふが言いながら嫁の姿をじーっと見ている。
そんな一家団欒のひととき。

「Rちゃん、何見てるの?」

嫁が振り返って微笑む。

「お母さんはね、僕の服をアイロンがけしてるんだよ。
 あれを『部屋とワイシャツと私』っていうんだよ」

僕はRのくりくりした目を見つめて教えてあげた。

そういえばこの歌は…学生時代、僕と嫁(当時彼女)が
仲間達とカラオケに行った時に嫁が歌っていたのを聞いて
はじめて知ったのだ。

「大好きなあなたのため〜♪」

とか歌っていた嫁に仲間のひとりが

「あなた、じゃないだろうが!」

とドスの聞いた声で肘鉄を食らわして脅したため
嫁は「あなた」の部分をすべて僕の名前に置き換えて歌いだした。

その結果ものすごいお惚気ソングになってしまったので
仲間達の「ドエロ!」というひやかしと
嫁のまんざらでもないニンマリした熱唱顔に
僕は恥ずかしくて部屋を燃やして逃げたくなったものだった。

あの時は結婚なんて全然考えてなかったが
それがまさかあーなってこーなって結婚して、
ウフーンしたりイヤーンとかしたら
Rが産まれちゃって…

「Rちゃん、お母さんはね、暗くなると
『部屋でワイセツな私』になるんだよ」

「ぶち壊しなこと教えないでー!」

嫁に怒られたので娘を抱っこして逃げた。

僕と紙おむつと娘。

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アリガトウゴザイマシタ。
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