我が娘Rちゃんの出生届を眺めている。
これを区役所に出す。
「はーい、僕が作りましたー」
とか言って。有機栽培のナス農家みたいに。
名前を書く欄…ここに僕が「トメ」と書いて出してしまえば
この子は一生「トメ」なのだ。
こんな重要な書類今まで書いたことがない。
だから他の項目もひとつひとつチェックをしてみる。
産まれた日は8月9日3時33分。
「ぞろ目だねえ。覚えやすい時間だねえ」
と、嫁や親戚は言っていた。
でも分娩室での産まれた直後を思い出してみると…
Rちゃん:「おぎゃー」
助産婦 :「はい、生まれましたー!」
医 師 :「時間見てー」
助産婦 :「えーと、3時33…あ、4分かな?」
…
「あの時確かに『4かな?』って言ってたぞ!」
僕は記憶を辿って皆に主張したのだが
「ぞろ目のほうが覚えやすいじゃん」
「1、2分なんてどうにでもなるのよ」
「4は縁起悪いし。病院もわざとそうしてくれたんだわ」
などと周囲は口をそろえて言う。
腐った大人の世界なんか嫌いだっ。
さて、僕はRちゃんの誕生日を覚えておかなければならない。
結婚前に嫁の誕生日を1週間ほどポックリ忘れていて
えらい目にあったことがある。
決して忘れることは出来ない。
母娘両方忘れて袋叩きに会うことだけは避けたい。
何か語呂合わせでも考えることにする。
8月9日3時33分。
↓
89333。
↓
ヤクザ散々。
将来、極妻にならなければいいけど…。
アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。