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■ピンクな街三景。
2001年12月19日(水)
始めに断っておくが僕は風俗に行ったコトがない。
しかしいわゆる風俗スポットを通り抜けなければならない
こともあるわけで…。

渋谷を歩いてると

「キャバクラいかがですか?」

さっとチラシを出す兄さん達。
いや、結構と手で制すとそれ以上のことは何もしない。
渋谷のポン引きは大人しい。

しかし新宿の歌舞伎町はワイルドである。
脂の乗ったおっさんがずんずん近づいてきて
開口一番

「おま○こ、ですけど」

そんなストレートに言われても。

僕の友人の体験談はこうだ。
やはりポン引きオヤジが行く手を阻むように
近づいてきて

「お兄さん、オッパイ好き?」

「はあ??」

足早に立ち去ろうとする友達。
しかしオヤジはしばらく後をついてきて

「オッパイ好き?」
「オッパイ好き?」
「オッパイ好き?」

聞いてるほうが恥ずかしいほど連呼する。友人は

「いいです」
「いいですから」
「いいですったら」

振り切ろうと断る。

とうとうオヤジは諦めて足を止め、最後に大声で

「オッパイだよおおおおお」

友人の背後で叫んだという。

一方池袋にも風俗街のようなエリアがある。
賑やかなのだがさすがに歌舞伎町の活気には叶わない。
街に隙があるような、なんとなく地方都市のような雰囲気。

「キャバクラいかかですかああ!」

ここではキャバクラ嬢自ら必死に売り込みを掛けてくるので
ちょっとびびる。オヤジだったらきっぱり断れるのだけれど。

関係ないがその池袋で見かけたカップル。
潰れかけの汚い焼肉屋でまったりしてそうな、
「どんより」とした2人の会話が聞こえてきた。

「へえ〜。池袋って意外と大きいのね…」

と女。男は得意気に

「そうだろ。ビッグシティーだべ

び、びっぐしちー…。

あんたら、どっから来たんだよ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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