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■追っかけ。
2001年05月29日(火)
友達のRちゃんが江古田を去り実家に帰るということを聞かされ、
仕事がハードなのも重なり頭の中はまるでゲロがぶちまけられたような、
体はまるで腐り切った屍のような、とにかく言う事を効かない。

さすがに見兼ねた彼女が「大丈夫?」と心配しているが、
仕事がキツイから、としか伝えなかった。
他の女の事で悩んでいる、等と言える訳がない。

でも、言ってしまった。一人で抱え込むには辛過ぎた。
彼女は信じられないことを言う。

「追っていかないの?」

「は?」

「追いかけて行ってもいいんだよ」

耳を疑った。そりゃちゃんとお別れするのは辛いが
僕は彼女を一番大切にしてるつもりなのに
それが彼女には伝わってないようだ。

僕の日頃の行いが悪過ぎるのだろう。
だからという訳ではないが(あるか…)
彼女へプレゼントを買った。ちょっと奮発した。
来週が誕生日なのだ。覚えているうちに、あらかじめ。
物に頼るのは不本意なのだが
「愛してる」等と陳腐な台詞を吐くのはもっと嫌なものでね。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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