人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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| 2004年08月12日(木) |
佐々木(仮)の人々 〜 母よ、娘の声も忘れたのですか? 「アタシアタシ詐欺」編 |
私の背景にそんなことがあったなんて、私も知りませんでした。
母から、震える声で携帯に電話された。 『き、きさちゃん…? 今、どこにいるの?』 平日の夕方。どこにいるかといえば、仕事が終わって家路に着き、自宅で夕飯の支度をしているか、近所のスーパーで値引き品を見ているかの時間帯。 母の声色の異常さに、こりゃ父さん倒れたか、車で事故っちゃったか、火事を起こしたか、包丁で指切ったか、そういう感じの嫌なことが起こったかな、と一瞬どきりとした。 「今、○○」 と、びくびくしながら家から一番近いスーパーの名を挙げると、『本当? 本当に? ××さんは?』と恋人がいるか尋ねてくるので、何が何やら分からぬままに「隣にいるよ」と返事をすると、『そう、そうなの…』とへなへなした返事が返ってきた。
実家の電話に、自称「奎佐」から連絡があったそうな。最初、男性が「お宅の奎佐さんがうちでローンを組んで云々」との説明が始まり、170万円の借金があってその返済についてのお話、とのことで「奎佐」と電話をかわったと。「奎佐」は大層泣きじゃくっており、「ごめんなさい」を繰り返し、今、ローン会社の車の中にいて、本日中に返済しないとどうなるか分からないと、そう訴えたそうな。 母、動転。 たまたま夏休みを取っていた父が家にいたので、「ど、どうしよう…奎佐が…」と母は父と電話をかわったのだと。 一方父は、「『きさ』ってどんな字書きますか?」とか尋ねたり、「これは奎佐の声じゃないよ」とか冷静に言っていたら電話は切れてしまったらしい。
オレオレ詐欺、女性バージョン。
つーか母さん、私のことなんだと思ってるのよ? 私、そんなに信用ない? そもそもそんな電話するならいるかいないか分からない自宅にはかけないし、母さんじゃなくて父さんに相談するよ。それに、170万円くらいで金融会社の車に乗せられちゃうんですか? 「090金融」かと思ったの? 私公務員だから、借りるんならもっと違うところで借りるよ?
私の無事を確認するなり、『お母さんひとりだったらだまされてたわ』とそうつぶやく、あなたの方が私は心配です。
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